私の一番得意な…

ずっと伸ばし伸ばしになっていた中間テストがあった。教科書から問題が出ると言うより、実力テストみたいな感じだということで、特に復習もせず。

試験問題の中に300字の短い作文があった。「私の一番好きな…」というタイトル。このテの問題は私にとってはすごく書きやすい。フフフンという感じで「私の一番好きな天気は雨。」なーんてさくさく書いていて、ふと思ったことがある。

私って、実は書くことが得意なんじゃないの?

これまでは中国語の聞く・話す・読む・書くの能力のうち、私はどれが一番不得意か(…「聞く」です、はい。)ということばかり考えてきて、得意なものは考えたこともなかった。

でも中国に留学して、一番力がついたと感じるのは実は作文だ。作文の授業では必ず書いたものの字数と、かかった時間を記録するようにいわれていて、最初に書いた作文は500字ちょっとで1時間半かかっている。でも今や300字の作文を30分でフフフンだ。

まあ書くのが早くなったというだけで、出来の善し悪しはまた別問題なんだけど、これまで日本語を中国語に訳す以外の、自由に文章を書くという意味での作文はあまりしたことがなく、それだけに自分としてはすごい進歩だと感じる。

以前、(何を血迷ったか)英語を一生懸命勉強しに行っていたことがあって、そこで年の一番近いおじについて作文を書き、ずいぶんほめられたことがある。そんな大した文ではなかったと思うのだが、「楽しい思い出、シリアスな思い出、そして最後はハッピーな現在を書いていて、ドラマチックだ」と言われた。試験の最中、そんなことを思い出したりして(試験中は集中しましょう)、私は書くことが得意なのかもと思ったわけだ。

だけどねえ、中国でエッセイストになるわけでもなし、作文が書けたからってねえ。それよりもやっぱ、機関銃のようなニュースとかをちゃんと聞き取れるようになりたい…。

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