同時通訳者のここだけの話

 
同時通訳者のここだけの話
関根マイク (著)

私のようなはしくれの通訳でも「あるある」と思う箇所がけっこうあって、おもしろかった。
とはいえ、通訳をやっていない人、通訳に興味がない人にとっておもしろい本なのかな。たいへんだなとは思っても、共感することはできないように思う。かなり読者を選ぶ本。

沖縄でキャリアをスタートした後、東京に拠点を移した著者は、東京で改めて1からキャリアを積む必要があったと書いてあるが、やっぱりそうなんだね。私も東京に戻ってから、幸いまったく1からではなかったけど、やはり改めてキャリアを積まなきゃならないのかと感じることがある。

正直、それがしんどい。通訳という仕事は好きだけど、私には縁のない仕事だったのかなあと思うようになった。依頼をくれるエージェントが東京にもあるので、今ここできっぱりやめるというわけではないけど。

こういう本を読んで「あるある」と思えるくらいのキャリアは積めて、よかった。

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