化学の翻訳

久しぶりにまとまった量をいただきました。

化学の翻訳は好きな仕事です。文章の主述関係とか修飾関係がクリアで迷いようがない。薬品名は中国語→英語かCAS番号→日本語で見つかる。立ち止まらずにサクサクと訳せて気持ちいいです。

迷うとしたら、1つは、日本語の薬品名が複数あるとき、どれを採用したらいいのか? たぶん専門家には専門家の「ふだんの」呼び方があるんだろうなあ。業界の人に聞けばわかるかもしれないし、「それは自分の専門では使わない薬品だからわからない」と言われるかもしれないし。などと考えつつ、たいていは近くにある単語と一緒に検索をかけて、よく使われていそうなものを選択するようにしています。

もう1つは、動詞。たとえば、「溶ける」がいいか、「溶解する」がいいか? 意味は同じなんですけど、その業界で標準的に使われる言い方ってあると思うので、意外と気になります。それも関係のありそうなサイトをうろうろして、どっちを使ってるか、あれこれ見て決めます。

正確に訳せていればそこまで気にしなくていいのかもしれないですが、やはりその分野に合った文体にしたいなあと思います。一番いいのはその分野の文章を山ほど読むことなのでしょうけど、化学や薬品専門の翻訳者になれるならともかく、それほど仕事量のない中国語では趣味の域になってしまいそう。

まあ、山ほど読まないまでも、英語なら参考にできそうな本がありました。時間ができたら読もう…と思いつつ、納品したら忘れちゃうんだろうなあ。

 
英語医薬論文の読みかた・訳しかた 新訂版
鈴木 伸二 (著)

 
まずはこれから!医薬翻訳者のための英語
森口 理恵 (著)

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