台湾の教科書

台湾生活が長かった友だちのJさんが、先日久しぶりに台湾に行く、というので「台湾で使っている、外国人向けの中国語の教科書を買ってきて」と頼んでおいた。

そしたら、買ってきてくれました。す、すごい。目がくらむような繁体字。そして注音記号。

私は、軽声やアル化について書いてあるんだろうかということに興味津々だったのですが、ちゃんと書いてありました。なんか、がっかり。

でも、やはり大陸1)この言い方は台湾ではあまりいい言い方とはされていないようです。確かに、この言い方をして笑われましたの教科書ほど細かくは書いておらず、軽声やアル化っていうものがあるのよ~、そんでもって、こんなふうに発音するのよ~といった程度。それぞれ半ページくらい。

教科書本文では、「もの」という意味の“东西”のピンインがdōngxiとなっていたりdōngxīとなっていたりしていて、軽声になるかならないかで意味が変わるという大陸の中国語とはだいぶ趣がちがっていた。

こうなると発音なんていいじゃん、どうだって、と思いたくなるけど、そうするととたんに通じないんだなあ。不思議です。

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1 この言い方は台湾ではあまりいい言い方とはされていないようです。確かに、この言い方をして笑われました

コメント

  1. Shira より:

    そうそう、同じ漢字ですべてが違うわけではないけど、繁体字の迫力はなかなかですね...。新聞を開くと「く、黒い」と思います。

    あと、病状やけがの具合を繁体字で書くといかにも痛そうで...。

  2. ichicre より:

    一応大学で注音字母を習いましたが、使う機会もなく、今も全然覚えていません。ところが、台湾へ行ったら注音字母が現役でびっくり!広告のコピーにまで入ってますから、カタカナ感覚なんですねー。

  3. cowley より:

    >あと、病状やけがの具合を繁体字で書くといかにも痛そうで...。
    Shiraさん、わ、笑いました。簡体字はけがも軽くすんでそう。だから危機感がうすいのか、中国?
    ichicreさん、広告のコピーに入ってるってホントですか? そっか、カタカナ感覚なのかー。中国もピンインで書いてあることありますね。いったい誰に向けて書いてるんだと言いたくなります。

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