朝、眠っているルームメイトを起こさないようにして、陝西省歴史博物館に行ってみた。
きっぷ売り場で中学生らしき20人くらいの団体がきっぷを買っている。授業でもないのに、日曜日の朝から中学生がこんなに大勢で博物館にくるなんて、日本じゃ考えられない。
中はとにかく広かった。5つの展示室を回り終わったら3時間くらいかかった。展示物が多すぎて何を見たのかよくわからない。しかも腰が痛い。
おもしろかったのは鐘。8つセットになっていて、正面をたたいたときの音の高さと側面をたたいたときの高さが違うらしい。音の高さに漢字で名前がついている。くわしい知識がないからどんな調なんだかわからないけど、ぜひ聞いてみたいものだ。
あとは碁石。緑のガラスのものとメノウのものがあって、どっちかが黒でどっちかが白なんだろう。大きさとしてはちょうどアイスクリームの「ピノ」くらいで、頭がとがっている。打つのはちょっと重そう。
青銅や陶磁器のさまざまな器があって、「礼器」「食器」「酒器」などと分類してあり、さらにそれぞれの器に名前があるのだが、その漢字が見たことのない字で、たぶんふだんは使わないらしく、説明書きの活字もなんだか切り張りして作ったみたい。なんて読むんだか、もちろん全然わからない。普通の中国人はわかるのかなあ。
外国との交流というテーマのところに「和同開珎」が展示してあった。中国で出土したものだそうだ。歴史、である。となりにアラビアの貨幣やペルシャの貨幣もある。日本って外国なのね。
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