今やっている仕事に関連して、上司がこの本を貸してくれました。
奥付を見ていたら、日本の本を翻訳したものだということがわかりました。元の本はこちら。
からだによく効く食べもの大事典―栄養素をしっかり摂るおいしい食べ合わせレシピ付
三浦 理代 (著)
三浦 理代 (著)
著者の名前を手がかりに、さらに検索をかけてみると、中国でも同じ本の翻訳版が出ていることがわかりました。
さっそく手に入れて3冊をつきあわせてみました。……おもしろい。
私は台湾中国語に詳しくないので、こんなふうに言うのねという発見も多かったし、食材ごとにレシピが出てるので、この料理はこう訳すのかと納得することもあったり。
もう1つ発見したんですが、中国版は日本版にあるものを削ったり日本版にないものを足したりしていました。
さらに、日本版と台湾版は縦書きですが、中国版は横書きなので、当然めくり方が逆になります。横1列に複数の食材を紹介している場合、その順番も逆になっているわけです。
日本版で横1列にA、B、C、Dと4つの食材の写真があり、その下に説明があります。中国版では順番が逆になっているので、説明はD、C、B、Aになっているのに、写真は日本版のままA、B、C、Dになっている、つまり、写真と説明が食い違っているのを2ヵ所発見しました。
要するに、台湾版が日本版を完全に翻訳しているのに対し、中国版では(ミスを含め)一部日本版と違っているのです。
なんというか、中国らしいというか。
まあそれを差し引いたとしても、図版が多いのでそれを手がかりに3つを比べてみるのは楽しいし、3種類揃っているというのもそうそうないことかもしれないので、思いがけなく得しちゃったなと思ってます。
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