先日の日記に「日本にはリスニング教材が少ないぞ」と書いたばかりなのだが、何気なく立ち寄った書店でこんな本を見つけた。奥付を見ると出版したてのほやほや。もしかして、今日店頭に並んだばかりなのか。
LIVE from 北京・上海 (日本語)
莫邦富事務所 (編集)
莫邦富事務所 (編集)
内容は、5泊6日の北京・上海旅行という想定で、実際に地元の人が話しているのをライブ録音したものだとのこと。
おお、これはイイ!
私は、教材のためのスタジオ録音ばかりで勉強した「箱入り娘」なので、実際の会話にはめっぽう弱い。実は教室の先生にもそれを見破られ、アナウンサーでない人の実際の会話を使った通訳練習を授業時間外に課されることになったばかりなのだ。
ということで、購入。帰りの地下鉄で序文と目次に目を通し、本文のスクリプトは封印。帰宅してすぐCDを取り出して聞いてみた。最初のいくつかの会話は明らかに教材用の録音で、「えええー違うじゃん!」とちょっと切れかけたが、内容が進むにつれてライブ録音が登場してきた。公園で習字をやってるおばちゃん、合唱クラブのおじちゃんの会話などは極めつきのレロレロで、勉強のためというより、北京をなつかしむためのCDのようだ。
このあいだ見た『胡同の理髪師』の中で、チンおじいさんが「百家姓,三字经」までアル化していて、なつかしいようなおかしいような、映画館でむずむずしちゃったんだけど、あの発音なんだよね。
後半の上海のほうは、私がもっている上海の普通話のイメージとはだいぶ違う気がする。もしかしたらやっぱり教材なので、あまりにもキビシイ普通話の人は採用されていないのかもしれない。
録音は約1時間、MP3に落としてしばらくこれで楽しもう。あ、いや、勉強しよう。
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コメント
ふふふ。
ホントは
しばらくこれで勉強しよう、あ、いや、楽しもう
では...
どうつくろっても、楽しんでるのはばれてるんですね。最近、レロレロかズーズーでないと燃えなくなってきちゃって…。
そ、そーですか。あれでないと萌え、おっと、燃えませんか...。
萌えと燃えは確かに微妙に違いますね。私は萌えはじじい飴のじいちゃんで、燃えはレロレロズーズーです。って、これだけ読むと、何のことだか全然わからないわ。