中国人の友だちが「今日は冬至です」と言う。おお、冬至といえばかぼちゃだ。「中国では冬至に何か特別なものを食べる?」と聞いたら「餃子を食べる」と言う。それは聞いたことがなかった。もしかしたら西安だけなのかもしれないけど。
午後から飛行機の予約をしに出かけると、航空会社のカウンターでおばちゃんが堂々と私用電話。「餃子は帰りに私が買って帰るから」その後、バスに乗ると近くにいたおじちゃんに携帯がかかってくる。「まだ餃子は食べてないよ。いや、あとで食べる」それからDVD屋によってみると、老板がとなりの店の老板としゃべっている。「まあ餃子じゃなくても、普通のごはんでもいいよ」「いや、やっぱり餃子を食べなよ」そんなに餃子なのか!
学校への道で気をつけて見てみると、ほとんどすべての餐館に「今日冬至。供應水餃」と貼り紙がしてある。なんと学校の食堂にも立て看板が出ていて「学生食堂12月22日大量準備水餃」と書いてある。…大量…。
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コメント
冬至にかならず電子メールをくれる友人がいます。
「冬至おめでとう。これから日が長くなるのを楽しみに」
というもの。
ゆず湯ですねー。
わが職場の若手は
「ゆず? アタシゆずいま凝ってるんですー」
「ゆずこしょうって、焼肉にさいこーですよネッ」
中国の餃子は新年だけではなかったんですね。
Da liang zhunbei shuijiao
という音を想像して、なんだか楽しくなりました。
日本語の殺伐とした「タイリョウ」とちがって、きっと
「心配しないで。たくさんあるよ」
という感じなのかな、と思いました。
結局あのあと、やっぱり餃子を食べたくなって午後5時ごろ学食に行きました。いつもそんなに人がいない餃子コーナーには約20人が殺到し、整理券が出ているありさま。体を斜めにしてもぐりこんで整理券をもらいました。よかった、大量に準備されてて。
知人によると、会社に中国滞在経験者がたくさんいるそうですが、誰も「冬至に餃子」を知らなかったそうです。どうも西安だけのようですね。
またしつこく餃子が食べたくなって餃子コーナーに行きました。おばちゃんが「こないだの冬至、餃子食べた?」と聞くので「食べたよ」と言ったら「どこのやつを食べた?」とつっこんで聞かれました。うーん、フォローもばっちりだ!「ここで食べた」と言ったらとても満足そうでした。