中国語の学習本

引き続きサイトいじり。本のリストの下に、私が中国語学習で使った本のうち、よかったもの、印象に残ったものをアマゾンでリストにしてひっそりリンクを張っていたんですが、それも整理して、『日中・中日通訳トレーニングブック CD付』をリストに加えました。

これまで中国語通訳のテキストといえば『中国語通訳への道』が定番。通訳のトレーニング法や知っておくべきことなどが網羅されていて参考にはなるんだけど、中国語と日本語の対訳が並んでいるだけで、教材としてはちょっと使いにくかった。通訳訓練を受けていて、トレーニングの要領がわかっていれば自分の必要に応じて使うことができると思うのですが、私は地方にいてトレーニングを受ける機会がなく、しかも「通訳訓練に進んでいいの、ほんとに?」というレベルの時にこの本に出会ったので、学習会で使ったくらいで、十分活用できたとはいいがたいです。

でも新しく出たこちらの本は1課の教材が少なめで、この教材を使って何をしたらいいのか順を追って具体的に書いてあって、独学している人には非常にうれしいテキスト。とにかく一度書いてあるとおりにやってみるか! という気になります。うん、がんばろー。

ところでリストを整理しているときに思ったのですが、文法や作文にはこれ!という思い入れのある本があるんですが、リスニング教材にはそこまでのものがないんですよね。中級からは日本で出版されたものにはいい教材がなく、リスニングはほとんど中国で買ったものを使っていました。

最近は、初級から中級をターゲットにしたリスニング教材がたくさん出ていて、個人レッスンでも使っていますが、「今の学習者はいいなあ」と思いますね。

それでも、発音、基本的な文法、2000くらいの単語、常用会話などが身について、さあこれからどんどん力を伸ばしていくゾ!というレベルで使えるような「大量の」音を聞く教材というのはなかなかない。最近増えているリスニング教材は、このレベルになるまでの教材なんですよね。

中国語学習雑誌も出ているし、ネットでいくらでも教材は見つけられるし、工夫次第なんですが、やっぱり日本は音より文字重視なのかなあなんて、ちょっと思っちゃいました。

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