学習会について考えた

学習会の日。いっしょに勉強している友だちとしゃべりながら帰った。

今、学習会に来ている人はみんなレベルが高い。HSKなら8級前後、中検なら準1級前後といったところだ。はっきり言えば、札幌ではこのレベルの人が勉強を続けられるような中国語教室というのは(あそこ以外には)まずない。

だからこその学習会だったんだけど、逆に言えばみんなレベルが高いために学習会に対するモチベーションが高まらないという面もあるんじゃないかとふと思ったのだ。

このレベルがあって、それを生かせる仕事についていて、なおかつそれに大きな不満がなければ、無理をしてさらにレベルを上げるという必要はあまりないわけだ。勉強しなければレベルが下がっていく、もっと勉強したい、レベルを上げたいという気持ちはみんな持っている。でも仕事のほかにさらに時間をさいて勉強してレベルを上げたとして、それが目に見える形で報われるのかという問題もあるわけだ。勉強してレベルが上がれば目に見えやすいフリーランスとはそこがちょっと違う。

ただ勉強する機会を作った、というだけでは学習会は続いていかないという気がする。かといって、学習会が勉強の目標を与えることはできない。目標のある人が学習会に来るのだ。

結局、語学の勉強は1人でするしかないという面はあると思うけど、それでもみんなが集まって勉強するという意味が絶対あるはずだ。それを明確にしていかなければと思う。

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コメント

  1. Shira より:

    学習会を続けるのはなかなか難しいですね。

    ちょっとしたことから英語の学習会の世話役代行をしています。運営する側に立つといろいろとわかってくることがあります。

    あれこれと世話をする人がいないと続かない。

    中心になる人が自分の勉強したいことに(勝手に)取り組んでいる間は存続する。

    英語を日常使っている人はなかなか参加しない(休みの日くらい英語はかんべんしてくれ)。

    録音教材を繰り返し大音量で聞ける会場はありがたい。

    英語が達者な人はけっこう多い(参加者の過半がTOEICなら950点以上、実用検定なら1級という日もある)。

  2. cowley より:

    そうなんですね。私自身はこの学習会を大事にしたいという気持ちが強いんですが、時々「1人よがり?」と思ってしまうことがあります。特に学習会の内容について、みんな面白いとか役立つと思ってくれてるのかしら、レベルは合ってるのかしらとか。
    私の学習会なんだから勝手にやったる!くらいに思ったほうがいいのかなあとか考えたりもしますが。

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