買うつもりじゃなかったんですよ、ほんとに。でも持っていったやつがこわれちゃって…
泊まったホテルのエレベーターホールから「鳥の巣」がよく見えるのに気づいた仲間が、写真を撮って見せてくれた。
「あら~きれいに撮れてるじゃない! あれ? もしかして日本製?」
「もちろんだよ!」
という会話の翌日、私のデジカメにエラー表示が出て消えなくなってしまった。がああーん。しょうがないので買い換えたばかりの携帯で仲間の写真など撮っていたら、
「あれ? なんで自分の日本製のカメラを使わないの?」
とつっこまれ、そしてその日、閉会式のチケット(およばれ)が配られた。
「日本製のカメラじゃないと、せっかくの閉会式もだいなしだよ」
と追い打ちをかけられ、泣く泣く大中電器へ。
2300元もするカメラを勧めるお兄ちゃんに、
「機能がいいのはわかってる。でもお金がないの。もってきたやつがこわれちゃって、せっかくのオリンピックなのにカメラがないわけにもいかないし、とにかく値段が第一なの」
と訴えると、となりのカウンターのおばちゃんが
「これがこの店で一番安いやつよ」
と、オリンパスX-775 999元を890元にしてくれた。ありがとう。
次回からは、念のため必ず「写ルンです」を持っていくことにしよう。
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