鹿児島旅行3日目

日々のこと

3日目は霧島。

この日に帰るので、空港に近い霧島を最終日にしました。行きたいところはただ1つ、霧島神社です。

鉄道の駅から神社までのバスで会話をした女性と一緒に行きました。バスで最初の鳥居をくぐったんですが、その方が「ええ~あの鳥居の前で下ろしてくれなきゃ! バスで通っちゃったらダメでしょう!」と言い、私もまったく同感だったので、2人でわざわざバス停から戻って、歩いて鳥居をくぐりました。

これは2つめの鳥居。

神社はそれはそれは大きくて、うっそうとした森に囲まれていたのですが、不思議なことに突き抜けるような明るさ(光じゃなくて、雰囲気)があったのです。たとえば明治神宮は同じように森に囲まれて大きいのですが、厳かで背筋を正さなきゃいけない感じがするのに、霧島神社はあっけらかんとしているというか。祭られている古代の神様はきっとあっけらかんと明るくて、伸び伸びしていたんだと思います。明治神宮は明治天皇だからなあ、威厳があるんですよ、きっと。

さて、バスからご一緒した女性も前の日は桜島に行ったということで盛り上がったんですが、その方は事前に日の入りの時間を調べ、それに合わせて帰りのフェリーに乗ったのだそうです。「私、晴れ女だから、きっと見られると思って」。海に沈む夕陽がばっちり見られたそうで、うわーその手があったのか!と頭をかきむしりたい思いでした。もちろん、日の出に合わせて乗る人もいるそうで、今度船に乗るチャンスがある時には絶対調べようと思いました。

その女性は次のスポットに行くということでしたが、私は残ってもう少し森の中をぶらぶらしました。お昼は参道近くの食堂で。「霧島豆腐」というちょっと固めのお豆腐を冷や奴でいただいて、珍しくておいしかったです。

空港に向かうバスはひたすら森の中を走ります。途中、ちょっとだけ時間があったのでバスを降りて丸尾滝へ。たくさんの人が見に来ていました。温泉の滝だそうで、そのせいか水がきれいな乳青色。山と森の恵みです。

鹿児島の旅はこれで終了。楽しかった。実は3日とも神社に行ったんですよね。御朱印もちゃんといただいて満足です。

この3日間を思い出してみると、ずっと上を、遠くを見て歩いていた気がします。温泉から見る海、桜島の噴煙、神社の森。改めていつもの暮らしでは近いところや下ばかり見ているんだなと思わされました。

鹿児島、見逃した場所や再訪したい場所があるので、また行くかもしれません。

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