個人レッスンをしている生徒さんに、いくつか私の使っている参考書や問題集を紹介したのですが、「先生の紹介してくれる本、ことごとく絶版ですね」と言われてしまいました。
ネットで見てみると…むむう、確かにそうだ。これじゃ私がよっぽど人気のない本とか、オタクな本とかを使ってるみたいじゃないですか。
でも、そうじゃないんですよ! 今店頭に並んでいる本にはなかなか魅力を感じないんです。高校生大学生のような若い人や、すぐに現場で話さなきゃならないビジネスマンを対象にしたものばかりで、ちょっと年がいってて、じっくりと落ち着いて勉強したい人向けの「大人な」本がないんです。
いや、昔の本は「大人な」本だったわけじゃなく、何の工夫もなかっただけなのかもしれないんですけど。でも、いざとなるとそういうのが一番使いやすかったりするんですよね。
生徒さん曰く「絶版になったやつをネットで見つけたら即、買ってます。もう少ししたら、ほんとうに手に入らなくなるかもしれないので、今のうちです」。出版社に直接電話して手に入れたものもあるそうです。
せっかく揃えてくれたのですから、使いこなしてもらえるよう、がんばって指導します!
コメント
私も絶版テキストいっぱい持っていますよ~♪
カラーではなくて、説明も最小限で、ちょっと見はかなり地味ですが、
シンプルな説明のその一言が「重い」。。。って感じのシブいものが
多いですよね。
使い方が決まっちゃってるテキストは、その通りに使うには便利だけど、その使い方がしっくりこなかったときにすごく損した気になります。
地味なテキストほど愛着が出て使っちゃうのは、結局どうとでも使えて、使いやすいんですよね。素っ気ない相手ほど追いかけたくなるという人情もあるのかも。
それにしても、シンプルなテキストの一言が「重い」と感じられるって、ちゃんと読み込んでるってことですよ! それが一番重要ですね。