先日、市内で開催されている中国語通訳者研修に参加しました。その日は式辞あいさつをやったんですが、話者があいさつに古典を入れてきたら…という話題になりました。講師に「やっぱりすごく有名なものは知ってた方がいい。実際には使わなくても、びくびくしないですむ」と言われて、確かにそうだよなあと思いました。
以前から古典を少し勉強したいなあ(しなくちゃなあ)と思っていて、なかなかスタートが切れませんでしたが、これから半年間は日程がほぼ決まっていて時間が確保できそうなので、いよいよやるかという気になりました。
中国語通訳教本の定番、『中国語通訳への道』には、「漢詩23選」が載っています。これくらいなら負担になる数ではないので、まずはこれを攻めよう、と思ったのですが、淡々と中国語、ピンイン、日本語読み下しが書いてあるだけで、なんだか記憶に残らない感じ。丸暗記は得意ではないし、もうちょっと何かできないかなあ。
そんなわけで、図書館で漢詩の本を借りてきたり、ネットで朗読の音声を探したり、中国語の先生に中国で出版された子ども向け『唐詩三百首』の学習DVDを借りたりしていたところ、お友達から「一緒に勉強しませんか」とお誘いを受けました。
そりゃ一人でやるより、仲間がいたほうが楽しいに決まってます。お互いに負担にならないペースで少しずつ、一緒に勉強してみることにしました。
やり方は中国語・日本語両方の注釈本を読んで、中国語・日本と両方の音声を聞いてみる、できれば中国語を暗唱…くらいかな。私は音声が好きなので、ほんとは押韻とか平仄とか中古音とかも勉強してみたい気持ちもなくはないんですが、それではたぶん割と早い段階でつぶれちゃうと思うので、基本的なところを少しなでるくらいにしましょう。
そうと決まったらうれしくなって、参考になりそうなサイトをいろいろあたっていたら、この本を発見。
楊 殿武 (編集), 張 恵先 (編集), 王 志武 (編集)
三百首では多すぎる気がするけど、百ならいけそうな数。CDもついていて、簡体字と繁体字の両方が表記されていて、語釈が中国語。さっそく注文しました。日本語の注釈本は図書館で借りることができるので、もし中を見てよかったら、これをベースにして勉強を始めます。
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