単語検索の方法を考える

コロナウイルスのせいか、仕事ががたっと減りました。ニュースを見ていると、本当にたいへんなところもあるので、ゼロじゃないだけいいです。それにコロナのせいならば、終息すればまた仕事は戻ってくるでしょう。

数日はのんびりしていましたが、いよいよヒマになったらやろうと思っていたことに手をつけました。これまで仕事の過程でためてきた単語を整理して使えるようにすることです。

やろうやろうと思いつつ、手をつけ始めると忙しくなって中断、というのが続いていました。分野ごとに単語帳を作ったり、ネットで公開されている単語リスト(PDF)を集めたりしたので、結構数があります。それに、excelにまとめるのが一番だと思ったり、非公開のブログにどんどんアップして検索してみたり、Pdicを使ったら便利かなと思ったり、結局どのツールを使うかが決まってないので、そのたびに作り変えて、正直ぐちゃぐちゃです。

最近Tradosを導入して単語管理機能もあるのですが、結局どのアプリケーションであっても、辞書として使うには「形を揃えないといけない」。中国語、日本語、あればピンイン、英語、関連情報などを少なくともexcelの表形式にしなければなりません。

セルの順番を入れ替えたり、全文置換で空白をtabに置き換えたり、くらいならできるのですが、ただただ文字が並んでいるだけのテキストファイルもあり、すべてを1つの形式に揃えるのは、途方もなくめんどくさいのです。

そもそも翻訳をやっていると、単語が1対1でバシッと対応しないこともけっこうあります。中国語って専門用語でも略してしまうし、しかも略し方が毎回違ったりするので、1文字違っても探せない辞書アプリは使い勝手が悪い。結局は何もかもを1つのテキストファイルにして、検索するのが一番いいのかもしれません。

そこまで考えて、1つのテキストファイルじゃなきゃダメなのか?と思いました。複数のファイルの文字を検索できればもっといい。そこで「txt 検索 串刺し」で探すと、たくさんアプリが見つかりました。

その中でHNXgrepというのを選んで使ってみると、思ったとおりのことができました! 単語用フォルダを作って、そこに単語リストのファイルを放り込み(txt、pdf、excel、wordなど)、検索対象フォルダに設定するだけ。検索して見つかったら、そのファイルを開くこともできます。

あまりスマートじゃないんですが、手をかけずにこれまでの財産が使えるようになったのでうれしいです。同じ単語がまた出てくる可能性がどれだけあるかはわかりませんが。

 

 

 

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