今年、中国はどうなってるんだろう。大雪、チベット、聖火リレー、ギョーザ、手足口病…胡錦濤主席の訪日でやっとこさっとこ立ち上がったところでこの大地震。
私の中国語の先生は、中国の貧困地区に学校を建設する支援活動をしていて、すでに3校実現しているのだが、その学校のある場所が今回の地震の被災地に含まれているのだ。たぶん、現地とは連絡がとれる状態ではないだろう。新しく建設された学校に集まった子どもたちの写真を見せてもらったことがあるが、あの子たちは無事でいるのだろうか。
陝西省でも死者が出ているという。西安はちょっと離れてはいるけど、北京でさえ揺れを感じたというから、きっと揺れはあったんだろうと思う。被害が出ていないといいけど。
ネット上に政府の対応を批判する書き込みがあるとすぐに削除されているとの報道があるけど、たぶん本当だろう。私がここで怒ったってどうしようもないんだけどね。そういう国だってことは百も承知なんだけどね。
とはいえ、私も中国とは多少かかわりがある身、ここで「ほんとにオリンピック、できるの~?」1)こういう人、まわりに多くないですか?という無責任な発言をするつもりはない。
今天,我们都是汶川人。
すぐにこのスローガンを掲げた中国を信じたい気持ちもあるのだ。
Copyright secured by Digiprove © 2019注
⇧1 | こういう人、まわりに多くないですか? |
---|
コメント
ギョーザもチベットもオリンピックも公害も農薬もマナーも、何もかもを一緒くたにして批判するのは「勝ち馬の尻に乗る」ようなやり方で、正直言って好きでないです(しかし、今の日本の空気そのもの)。日中関係をやっていると、「反日愛国教育を受けている(BY日本の報道)」はずの中国人ではなく、なぜか同胞の日本人のほうから白い目(もしくは好奇の目)で見られます。別段私が中国人に阿っているわけでもないのに不思議です。ちなみに日本では、温家宝首相が早々に現地入りしたのも「人気取り」「チベット問題の誤魔化し」「警備に手がさかれて邪魔になる」という声もありますが、一部非常に日本的な見方だと思います。中国人は「言葉」と「実行」の二点セットで初めて安心する(日本人は実際の「効率と効果」ですよね)ので、少なくともこのやり方で良かったと思うのですが…(却って行かないほうが人心が乱れそうです)。
sang shanさん
>別段私が中国人に阿っているわけでもないのに不思議です。
そういう雰囲気、ありますね。中国にもいろんな考えの人はいるし、日本にも中国に対してさまざまな見方があると思うんですが、なんとなくヘンな目で見られてしまうこと、言葉の端々に批判めいた雰囲気が感じ取れることがあります。そういう人は相手にしないか、笑い飛ばすかにしてます。私は好きでやってんだし!
sanfuさん
>私も未だに中国と言う国には戸惑いを感じることが多いので
私も戸惑いだらけなんですが、それが中国の魅力ではなかろうかと思うんですよね。中国人自身にも戸惑っている人がいるように感じるんですが、どうでしょう。中国人は、ほんとに今みたいな「いかれちゃってる」中国になりたかったんだろうか。なんて思ったりします。