急ぎの翻訳チェックの仕事を納めて開放感に満たされ、久々に河原へウォーキングに出かけた。mp3プレーヤーに「听力篇」を入れて聞きながら歩く。いやー、こういうときはmp3だねー。以前MDだったときや、それより以前にカセットだったときには1)そんな頃からやっているのか…、ポケットは重いし、重みでイヤホンははずれるし、振動で音はとぎれるし、いいことなかった。
ちょっと風が涼しい河原を歩いていると、某高校のマラソン大会に出くわした。最初は陸上部かと思ったら、いやー来るわ来るわ、数百人のランナーが。先頭を切っていた少年は、ちょっと背は低いけどなかなか整った顔立ちで、とにかく目がよかった。いいねえ、少年はああいう目をしてなきゃ。折り返し地点付近ですでに2位に20メートルくらい差をつけていたが、それを知っているのかいないのか、淡々とまっすぐ走っていて、美しい。それに比べ、後方を走るヤツらはへらへらとおしゃべりしながら私より遅いスピードで歩いており、思わず持っていたウォーキング用ウェイト2)片方535gを投げつけたくなった。
もちろんねえ、人には得意不得意、向き不向き、好き嫌いがあると思うよ。それは個性だ。それは認める。でも、自分に合わなければサボる、嫌いだから手を抜くというのは個性じゃないよね。そのへん、今の学校ははき違えてないか。
さらに行くと、お散歩に来ていた近所の保育園の子どもたちが、かたまって「ファイト、がんばれ」「ファイト、がんばれ」と応援中。中にはその子たちと「Hey」「Hey」とハイタッチ3)保育園児はハイタッチだが、高校生はロータッチしているノリノリな高校生もいた。走れよ…。
結局、マラソン大会に出くわしてからはmp3は流れてるだけで全然聞いていない。
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