映画のチカラ

高校の授業で、映画を見せた。語学だけでなく、中国についていろんなことを学ぶという方針なので、ビデオ教材を探してみたんだけど、なかなかいいのがない。中国の世界遺産を紹介するビデオなんてきれいはきれいだけど、まー退屈だ。

それで結局、映画。1校では『再見 また逢う日まで』、もう1校では『變臉~この櫂に手をそえて~』を。なるべくストーリーがわかりやすく、いろんな中国の様子が見られて、ドラマとしてもよくて、日本語字幕がついてるものという条件で。

どうだろう、今の子はこんなの面白くないかなあ~と思ったら、とんでもない、みんな居眠りもおしゃべりも内職もせず、食い入るように見ている。ときどき簡単なセリフ「爷爷」「谢谢」「好吃吗」なんていうのを聞き取って喜んでいたりもする。

正直、こんなに一所懸命みてくれるとは思わなかった。ずっと先に行って中国語とは縁のない生活になっても、何かのときに「あのとき見た映画」のワンシーンを思い出してくれたらいいんじゃないのかなんて乙女チックなことを思う。

ヘタな授業、チープな教材なんてくそくらえ、やっぱりいい映画のチカラって大きい。

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コメント

  1. こつぶ より:

    変面を高校生に見てもらえて、わたしまでうれしい気分ですっ!

  2. ライズ より:

    だめだよ、少林寺か黄飛鴻シリーズみせなければ。

  3. こつぶ より:

    わ~濃いワールドでさらに楽しそう!
    生徒みんなで「男児当自強」を合唱。あ、広東語かな。

  4. cowley より:

    ひょえー、なんでこんなに盛り上がってるの。
    前期最後の授業では武術を紹介して、武器とか見せようかななんて思ってたんだけど、台風で1回休講が入り、その時間はなくなりました。ちょっとほっとしました。
    いつかはバレることなんだけど、「その筋」の人間であることはなるべく隠しておこうかなと。だって…
    「先生、来年からは中国語ではなく、体育を担当していただけますか?」
    なんて言われたら…

  5. ライズ より:

    現役カンバックですね、男児当自強は国語でいきますか?体育館に木人を設置しましょうよ。

  6. cowley より:

    なぜそこまで具体的に…

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