中国で働く

中国語を勉強している人で、中国で働きたいとか実際に働いているという人が増えているように思う。留学生にもいるし、いろんな人のサイトやブログでもよく見かける。

私も「中国語、上手だね。中国で働けばいいのに」と時々言われる。うーん、ほめてくれてありがとう。でも私は中国で働きたいとは全然思わないんだよね。

それは、私がもうある程度の年齢に達していて、いろんな意味で生活の基盤や人とのつながりが日本にあることが大きいと思う。大学出たてでこれから自分の生活を作っていく年齢だったら、中国で働くことも考えられるかもしれないし、1年か2年の期限つきだったら考えられるかもしれないけど。

中国で働くといっても、これまでやってきたような仕事であれば、ただ場所が変わって使う言葉が変わるだけだ。最初はエキサイティングだろうけど、いつかはきっと飽きる。日本では経験できないような、やりがいの感じられる仕事に就けるなら別だけど。

こうして書いてみると、やっぱり私って年くってるなあ。年とるというのは、ぜいたくになることだし、譲れない部分が大きくなることだ。

「中国で働けるならどんな仕事でもいい!」という言葉を聞くと「おいおい、大丈夫か?」と思う反面、その可能性やエネルギーがうらやましくもある。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2020

コメント

タイトルとURLをコピーしました