北京の地図

高校の授業で、中国が今、どんなに変わっているかを知ってもらいたいなあと思い、昔の写真だとか旅行パンフだとかあれやこれや引っ張り出してみていたら、なんともすごい資料があった。北京の地図。

私が初めて北京に行ったのは1990年なのだが、どこかの中国物産展かなんかで買ったらしく、なぜか1981年の地図をもっている。その後も行くたびに町の様子が変わるので、そのたびに地図を買い、2004年版までとびとびながら5枚くらいあった。

それを順に見てみると…なんという変わりよう!! 1981年の北京地図で「市街地」となっているのはせいぜい建国門くらいまで。1987年くらいの地図はまだ三環路までしかない。ところが2004年の地図では堂々の五環路、1981年当時の「市街地」は今の市街地の1割にも満たない大きさだ。市街地が広がってるから、描かれている故宮の大きさもどんどん小さくなっている。

すごい、すごすぎる、たった25年くらいでこんなに…

深く考えずに「なんだよ、また前の地図使えないじゃん」と言いつつ買っていただけなのに。我ながらよくとっといたと思う。もう授業のことなどどうでもよくなって、自分で感動してしまった。

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コメント

  1. ichicre より:

    はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。先日私も新しい北京の地図を見て「故宮が小さい!」と驚いておりました。留学中(80年代後半です)特大の北京地図を壁に張り、全胡同制覇計画と称して通った胡同を蛍光ペンでなぞったことを懐かしく思い出しました。

  2. cowley より:

    ichicreさん、はじめまして。ほんとに北京の拡大にはびっくりしました。
    全胡同制覇、達成されましたか? ものすごく時間がかかりそう…

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