間欠泉のごとく

今学期は時間のたつのがやけに速い。月曜日の朗読大会を終え、はーやれやれと肩の荷を卸していたら木曜日になっている。おかしい、この間はいったい何をしていたんだろう。

相変わらず教室は寒い。留学生はいかに寒さに耐えるかに全精力を傾けており、誰も中国語の上達のことなど考えていない。

それでも15日から暖気が入る予定で1)年ごとの気温の違いはまったく無視され、寒くてもあったかくてもこの日だそうだ、今日は暖気のテストがあった。

視聴説の授業中、「ぷっしゅううううーーーー」という激しい音とともに暖気の横からお湯がふきだし2)規模としては、塗装のスプレーガンくらいか、みるみるうちに白い壁にしみが、そして床に川が。当然授業は中断され、全員(学生4人+先生1人)が床においてある機器を机の上に運び上げたり、教室のすみからぞうきんを探し出したり、事務室に携帯で電話をかけて担当者を探したり、机の上にのぼって天井近くのバルブをしめてみたり3)全然状況に変化はなかったが

そして約20分後、誰かが床から拾った曲がり釘4)なんでそんなのが落ちてるのかも謎をお湯のふきだしている穴につっこんだところ、みごとに噴出がとまり、私たちは無事授業に復帰できた。それから数分後、事務室から1人の先生が様子を見に来たが、噴出が抑えられているのを見て「まっ、とりあえずこれで」という感じで帰ってしまった。

その後、同学たちと「果たして今後この穴を修理に来るだろうか?」という話になった。しかし、全員が「この応急処置のまま一冬を過ごすだろう」と予想したため、残念ながら賭けは成立せず。

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1 年ごとの気温の違いはまったく無視され、寒くてもあったかくてもこの日だそうだ
2 規模としては、塗装のスプレーガンくらいか
3 全然状況に変化はなかったが
4 なんでそんなのが落ちてるのかも謎

コメント

  1. こつぶ より:

    (◎_◎;) びっくり!激しい!それに、床に曲がり釘が落ちてるんですね!

  2. cowley より:

    もしかしたら落ちてた曲がり釘って、去年の冬に噴出をとめていた釘が落ちたんじゃないかという疑惑がもたれてます。いやーもう中国ってところはこのテの話には事欠かず、油断してると次々にボケてくれます。このあいだはちゃんと「入-切」と書いてるのにどっちを押してもついたままの電気ヒーター。最後はコンセントをひっこ抜きました。あれは飾り?

  3. Shira より:

    さすが中国。噴出対策のSST(スペシャルサービスツール)が備え付けてあるとは…。

  4. cowley より:

    今週の視聴説の授業のとき、真っ先に見てみたところ、なんと修理されてねじみたいなのがとりつけてありました。おおおお!!重厚長大の代表みたいな鉄色の暖気に真新しい真鍮の金具がついていてそのアンバランスがなんともまた。しかし、壁にくっきりついた噴出の跡はそのままでした。

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