第3週 西安

西安に戻り、中国滞在も3週間。やっと慣れました。留学したときは、後半になって「なんとか慣れたなあ」と思えたので、やっぱり早いですね。

今回の滞在で思ったのは、中国語学習者という立場で留学するのと、中国語で仕事をする立場で中国にいるのとでは、中国の見方が違うということです。以前も背景知識は重要、中国を知らなければ言語だけできてもしかたがない、とは思っていたのですが、実際に仕事として中国語で中国にかかわるようになってみると、表面だけしかわかってなかったと思います。今メインにしている仕事は、生の中国を知らなければ務まらないところがあるので、よけいそう思うのかもしれません。

中国語力をもっとつけたいということも、今回強く思いました。それはずっと思っていることですが、どんな勉強をし、どんなところを強化していけばいいのだろうと、考えていたのは「学習法」ばかりでした。聞き取り、会話力、語彙…どこをとっても足りません。方法論で解決するものではなさそうです。

さて、今週はこれといって残念な人は見つかりませんでした。滞在が長くなり中国文化の人になって、残念と感じなくなってしまっているのかもしれません。日本人として中国という異文化をおもしろがる、という視点がなくなってしまうというのもまた残念ですね。

まあ、日本に戻ってしばらくすればまた日本文化の人になるでしょう。それは中国語の「感覚」から遠ざかることでもあって、複雑ではありますが、今の私にとって、中国や中国語はそういう位置にあるものなのです。

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コメント

  1. こだちゃん より:

    お元気そうで何よりです(^^)

  2. cowley より:

    おかげさまで…!

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