今秘密が明らかに

夫婦を○○年やっていても知らなかったことというのがある。

このあいだの朝、ちりめんじゃことネギを具にこがし醤油チャーハンを作ってお弁当につめていたら、台所中こげた醤油のいいにおいでいっぱいになり、だんなが「おお、うまそうだなあ」と言う。そして続けて「そこに紅しょうがちょっと入れたら?」と言うので、「そんなのいらないよ」と言ってそれはそれで終わりになった。

ゆうべは私がおすしが食べたかったので、帰りにだんなが買ってきてくれたのだが、いそいそとスーパーの袋から紅しょうがを出し、「おすしならこれがあるといいかと思って」と言うので、ふと疑問がわき、「もしかして…紅しょうが、好きなの?」と聞いたら「おお、好きだよ」と言うではないか。

そういえば今にして思えば、うちの冷蔵庫にはたいていいつでも紅しょうがが入っているし、いっしょに買い物してるときに買ってることもあった。

私は紅しょうがは嫌いではないが、とくに好きでもなく、言ってみれば家で飲み会するとき、買い出しに行って最後についでに買う「かわきもの」みたいな感じで、あってもなくてもどうでもいいものなのだ。だから、家にあろうとなかろうとまったく意識にのぼらなかった。

ところがうちのだんなはそれが好物で、積極的に常備していたという。知らなかった。もう○○年夫婦をやってたのに、紅しょうが好きだったなんて。

なんだかちょっと理由もなくショックである。

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コメント

  1. こつぶ より:

    それ以上、強く主張しない御主人がなんだかかわいらしいです!今度から、何かといれてあげてください。からだに悪くはなさそうだし。でも、わたしもあってもなくても…です。わたしの友だちは、らっきょうをきらさないらしいです。それも私にはわかりません。母はみょうが好きだし、それもわかりません。

  2. cowley より:

    ふつうはあってもなくても…ですよね、ね。
    紅しょうが、らっきょう、みょうが…そういう好みが分かれるものって好きな人はすごく好きなんでしょうかねえ。謎です。

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