電話

部屋でお昼ごはんを食べていたら電話が鳴った。

「もしもし」と言うと、「これ、誰のうち?」といきなり聞く。ムカッときた。「はあ~?」と言うとまた「これ、誰のうち?」と聞く。何も言わずに切った。でも、もうかかってこなかった。

以前、中国人に、中国は電話が通ったころはトラブルが多くてかけてないところにかかったりしたから、まず相手を確かめてからしゃべるんだと聞いたことがあるが、私がいいたいのは確かめるにも確かめ方があんじゃないの、ということだ。

電話をかけるからには話したい相手がいるはずだ。「王さんですか」とか「李さんですか」とかその相手の名前を言えばいいじゃん。いきなり「誰だ」と詰問するって、不審者に対する言い方でしょ。

電話って(今となっては)それほどいい道具じゃないと私は思う。かける人も時間を使ってかけるんだけど、受ける人も時間を使って受けなきゃならないところが致命的だ。時間をお金で買う資本主義においては、いずれ何らかの形で淘汰されるんじゃないだろうか。

それに電話をかける相手が電話をかけられてもいい状態にあるかどうかも問題だ。最近はかけたら「今、話してもいい?」と聞くのがマナーだし、メールですむことならメールにするほうがお互い便利だ。

こんなことを考えながら紅焼茄子のぶっかけごはんとザーサイを食べていた。そーだ、次の「視聴説」のスピーチはこれでいこう。あの腹の立つ電話もネタを提供してくれたということで忘れることにするか。

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