先日、論文の発表会がありました。前にもやってるんだけど、緊張しますね…。途中1ヵ所、副査の先生の質問に答えるとき、「ああ~こう答えたいけど、もしさらに深くつっこんだ質問をされたら破綻するなあ~かといって、こう答える以外の答えを私は知らないんだよなあ~」というところがあり、結局「こう答えて」しまいました。幸いにもさらに深くつっこまれることはなかったんですが、主査の先生(指導教員)にはバレバレだったと思います。次に会ったときに懺悔しよう。
発表会が終わって、やっと終わったという気分になりました。さて。
大学への論文の提出は、「印刷してパンチで穴を開けて紙のファイルで綴じる」だったのでそのとおりにしましたが、せっかく書いたんだからちゃんと製本したいなあ。大学院や中国語教室の恩師に論文を書いていることを報告してあり、もし読んでくださるのであればお渡ししたい。
前回は、パソコンのおまけについてきたモノクロレーザーを自宅で使っていたのでそれで10部印刷し、Kinko’sに持ち込んで、表紙の印刷と無線綴じくるみ製本だけしてもらいました。でもその後、パソコンを買い換えてモノクロレーザーがつながらなくなり…札幌のKinko’sがなくなり…。
そんなわけで、印刷から製本まで少部数でやってくれるオンラインサービスを探すことにします。PDFファイルを送り、仕様を指定して、お金を振り込むと完成品を送ってきてくれるところがたくさんありますね。私の論文はカラーページもなきゃ図もない、本文も表紙も白地にスミ1色、の超シンプル仕様ですが、それでもなかなかのお値段で、一瞬「先生に渡すの、パンチで穴開けたやつでいいかな」と思いましたが、片っ端からオンライン見積もりをやってみた結果、かなりお安いサービス(しかも、論文は10%OFF!)を見つけられたので、注文しました。満足です。
ところで、指導教員の先生と雑談しているとき、私が論文を印刷製本したほうがいいかと聞いたら、「どっちでもいいです」という冷めた返事だったんですが、続いて「私の時代は、博士論文はハードカバーで製本して、金文字でタイトルを入れるものでしたよ」と言われ、目が点になりました。
しかも後日、国会図書館で参考文献を探していたとき、実際にハードカバーで金文字タイトルの博士論文を見ました。ほんの数年前のでした。今回、オンライン印刷サービスをあちこち見ているときも、論文のハードカバー製本と文字入れサービスをけっこう見かけました。先生、「私の時代」じゃなく、今でもそうなんですね。
先生は「今は、印刷とか金文字とかよりも、まずPDFにしておくことが大事です」とおっしゃいます。そうですね、論文はネットで読んでもらう時代ですからね。というわけで私もまずPDFにしました。でも、そのPDFの最初の使い道は、オンライン印刷…。いいのかな、これ。
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