三星堆博物館

日々のこと

中国へ行ってきました。今回の主な訪問先は四川省。半日時間があったので、三星堆博物館を見学しました。成都から車で1時間ほどですが、昨年の汶川大地震で途中の道に細かい亀裂や陥没がたくさんできていて、ずっと揺れっぱなしでちょっとつらかったです。

三星堆遺跡は4800年~2800年前にあったといわれる蜀文化の遺跡。最初に見つかったのは1931年とのことですが、発掘が進んだのは20年ほど前からで、オープンは1997年と、まだ新しい博物館です。

入場料80元を払って中に入ると、広々とした敷地がとても気持ちいい。中国によくある、やたらに広くて緑化はされているけどうっそうとしすぎて怖い、といった感じではありません。植え込みの中で雑誌用なのか、広告用なのか、ウェディングドレスの写真撮影をやっていました。80元払って入っているんだろうか?

展示館は2つ。総合館には玉器、陶器、金器、仮面などが6つの部屋に展示してあります。ガイドを頼むこともできますが、展示品の横に電話が置いてあり、展示品についている番号をプッシュすると説明が聞けるようになっています。見ている人が黙って説明に聞き入っているので、静かでいいです。




もう1つの展示館は青銅館。ここの目の飛び出した巨大な人頭はほんとに異様。私のイメージの中にある中国の遺跡とはあまりにも違ってます。



数台のタッチパネルディスプレイが置いてある部屋があり、この遺跡に関するいくつかの疑問が提示されています。見学者はその問題に対して、自分の考えを投票できるのです。たとえば、「なぜこの文化は滅んだのか」という質問に対しては「洪水で滅びた」「外敵の侵入」「文化の中心の移動」「内部の権力争い」などの選択肢があります。素人が思いつきで投票してそれが何になるのと思ってしまいますが、ただばくぜんと展示を見るだけでなく、質問に対して自分なりに考えるのは見学の意義を高めますよね。

写真集なども販売されていましたが、私はCCTVで制作された博物館と遺跡の紹介番組のDVDを買いました。またゆっくり見たいと思います。

ここは展示品の数がものすごく多く、展示方法もいいし、なにより展示品がすばらしいし、つらい道に耐えて見に行ったかいがありました。ひととおり展示を見て、敷地内にある売店でレプリカなどの記念品を見たりしていると、2時間では足りないかもしれません。ゆっくり時間をとってぜひどうぞ。

こんなにいいところなのに、見学者が少ないなあと思ったのですが、見学を終わって出て行くときに、70人の団体が入れ違いに入って行きました。一緒になったら落ち着いて見られなかった。ラッキーでした。

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コメント

  1. Shira より:

    おかえりなさいませ~。

    この文明のお面、実に不思議です。。。

  2. cowley より:

    玉器なんかは、いわゆる中国っぽい展示物でしたが、仮面とか像はすごく異様で不思議な感じでした。
    おすすめの博物館ですよ!

  3. こだちゃん より:

    良い旅でしたね(^^)

  4. こだちゃん より:

    良い旅でしたね(^^)

  5. cowley より:

    はい、楽しかったです!

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