またこんな本を

大学の図書館で『新闻听力基础』なる本を発見。1992年発行、テープがついていて、ニュースの聞き取り用教材なんだけど、後ろに「50天新闻广播稿高频词语统计表」なるものがついている。

この表、1978年と79年の50日間にわたって、ニュース原稿からよく使われる単語を“手作業で”集計したものらしい。コーパス中国語ニュース版ですかね。これがなかなか面白い。

もっともよく使われた単語は「工作」。第2位の「人民」の約1.4倍も使われている。以下、「建设」「同志」「思想」と続く。

役職名で言うと「副总理」18位、「总理」38位、「副委员长」46位、「主席」49位となっていて、主席よりも副総理あたりがよく働いている様子がうかがえる(ほんまかいな)。

時代を感じさせるのが「四个现代化」が24位なんていうところ。もっと下のほうだけど「马克思列宁主义」「无产阶级」なんていうのもあったりして。

30年後(今)のコーパスも見てみたいなあ。どっかにないかしら。

*この表はこんなことに使うもんじゃないデス。あ・く・ま・で・も、ニュースの聞き取り能力を高めるための補助資料として…

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