本の処分

本を買う話の次に本の処分の話。

本を買っているとそれだけで満足というところがあって、うかうかしているとどんどん本がたまってしまい、ときどきは思い切って処分しないと、本置き場のために家賃を払うはめになる(ま、払ってるのはだんなだけど)。

さっ、処分、処分。

処分といっても古本やさんを呼んで一切合財もっていってもらうだけ。たいていは二束三文だ。最初はあまりの安さに驚いたけど、そもそも自分が楽しみ終わったものなんだし、私の本の場合、ふつうの人が買いたいようなジャンルの本でもないし、こんなもんかと思うようになった。

とはいえ、買い取りのあとにわずかなお金を受け取るのはなんとなくさびしい。1冊ずつネットで売るということもできるだろうけど、売れるまでは置いておかなきゃならないし、処分にはならない。そもそも、お金がほしくて処分するわけじゃない。

そんなことをくよくよ考えていたら、こんなものを発見。

Room to Read

ブックオフがこんな活動をしているとは知らなかった。

まず、売りたい本の所有権をRoom to Readに譲渡する。Room to Readはその本をブックオフに売り、受け取ったお金を世界に図書館を建てる活動に充てるというもの。

もちろん、私がもらうお金は1円もない。でも本というのは中身に価値があるのであって、本という物体に価値があるわけじゃない。中身を自分のものにしたんだったら、1円にもならないのが当たり前だも言える。

もらったお金をうやむやのうちに何に使ったかわからないんじゃ、私の側からすれば1円ももらわないのと大差ない。でもわずかでも世界の人の本を読む楽しみに役立ててもらうなら、同じようにまとめて本をもっていってもらうにしても、やっぱり全然違うと思う。

というわけで、今回Room to Readに寄付することにしました。スタッフは若い声だったけど、イマドキめずらしくきちんとした敬語でていねいに説明してくれ、気分がよかったです。やるときゃやるな、ブックオフ。

「寄付」ということにアレルギーのある人もいると思うけど、こんな方法もあるよという紹介でした。

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コメント

  1. Shira より:

    創始者 John Wood の著書 Leaving Microsoft to Change the World をしばらく前に読みました。

    持てるものをすべて有効に使うという Wood の行動は鮮やかで強い印象を残します。英語で何か読みたい方にもおすすめの一冊です~。

  2. cowley より:

    Room to Readのサイトに創始者のプロフィールがちょっと出ていました。理想はあっても行動に移すことはかんたんではないと思います。

  3. こだちゃん より:

    お忙しい中での読書・・・見習いたいです
    あっちこっち目移りして大したことしてないうちに
    また月曜日(^^;
    体長にお気を着けくださいませ

  4. cowley より:

    読書というと高尚なようですが、実際には現実逃避。夜寝るまえに本を読まないと眠れないってクチです。最近は年取ってすぐ眠くなり、うつらうつらしながら読んでることが多いので全然身になってません。ま、身になるような本も読んでないですが。

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