半坡博物館

おみやげを買おうかと思って街に出てみた。いつもは東大街をぶらつくだけで1)新華書店と外文書店があるから帰るんだけど、たまには西大街も見てみるかと思っていったら、半坡博物館へ行くバスを見つけた。やっぱり西安に来たんだし、見ておこうかなと思って急に行くことにした。

博物館は鐘楼から約1時間かかる西安のはずれのはずれ、田舎~というところにひっそりとあった。1958年だかにできたので老朽化していて現在改築中ということで、遺跡そのものは見ることができなかった。そんなわけで入場料は20元のところが15元、さらに学生割引で7元。見られたのは出土品の展示と、遺跡を紹介するパネル展示だけ。ほとんど人がいないもんだからきっぷ売り場の窓口も閉めてあって、一瞬閉鎖中かと思った。

ヒマそうな係員にじろじろ見られて居心地が悪かったんだけど、ひととおり見て回る間、驚いたのが私以外の客は子ども連れが3組だったということだ。

まずは入場するとき、老人でタダになるおじいちゃんが「遺跡を見ようかー」といいながら5歳くらいの子どもと一緒に入ってきた。そのほかにも小学生くらいの女の子がお父さんと、やはり小学生くらいの男の子がお父さんと。女の子は出土品について「これは何に使うの」とか父親に聞いていた。

こんな寒い日曜日、お父さんと一緒に人がほとんど来ない遺跡を見に来るって…親が教育熱心なのか、よっぽどヒマなのか、本当に向学心にあふれているのか、中国人として遺跡に誇りを持っているのか。でもなんとなく見ていて楽しかった。

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1 新華書店と外文書店があるから

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