期末試験-1

昨日の精読の時間に突然「明日写作の試験やるから」と言われた。がーん。写作は別に復習はいらないんだけど、でも、心の準備もあるし。

試験は2時間の授業時間内に「論~」(議論文)か「記~」(記述文)か「留学して感じたこと」か、もしくはまったく自由なテーマで600字以上の作文。私は「論終生教育」ということで生涯教育、特に大学に戻ってまた勉強することの現状や問題点について書いた。同学2人は奇しくも同じ「日中関係」だったそうだ。

作文、特に議論文は書くことを箇条書きにして、何文字くらいになるかの見当がつくようになった。数えてはいないけど800字くらいは書けたと思う。私は文章を書くとき、わりとくよくよ考えるタイプで、内容は満足じゃないけど、まあこんなものかという感じ。

午後は国情の試験があった。これは先週言われていたが、教科書もなく「これまでやったことについて記述式で答えてもらう」とだけ言われていて、どんな問題が出るのか見当がつかず、これも心の準備ができていなかった。しかもよりによって電子辞書を忘れる。中に入ってる百科事典をあてにしていたのに。

問題は4問。1.漢字について知っていることを書け。あああ、この問題こそ百科事典の出番だったのに。そこはかとない記憶で甲骨文から発展したこととか、象形・指事・形声・会意の区別とか、漢字が現在世界で使われている唯一の表意文字で中国語の特徴と切り離せないことなんかを書いた。間違ってるところがあるかもしれない。

2.中国の伝統的祝日について知っていることを書け。あああ、これも電子辞書にいろいろ入ってただろうなあ。祝日についてやってた頃はほとんどノートをとってなくて何も手がかりがない。これもかすかな記憶で春節と端午節と七夕と中秋節について書く。ほとんどが食べ物に関連しているところがいやしい感じ。

3.改革開放後の中国の発展とその問題点について書け。トウ小平が「先に豊かになれるものから豊かになれ。そして後発地区を助けよ」とか言ったのを取り上げて、後半部分が忘れ去られ、貧富の差が拡大していると書きたかったんだけど、トウ小平の言ったもとの中国語を知らない。つくづく私の中国に対する知識は中途半端だと思う。とりあえずそういう意味のことを書いてみた。きっと笑われるだろう。

4.「富貴不能淫、威武不能屈、貧賤不能移」の意味とこの言葉が現在の中国に与える影響について書け。これは中国知識人の気概を表した文だそうで、授業で何回も強調されたのでよく覚えていた。CCTV科学教育チャンネルでチャンネル自体のCMとしてしょっちゅうやっているのを見ていたので、そのことを書いてみた。

正直、かなり難しかった。先学期も授業が一番楽だった報刊が試験は一番大変だったっけ。でもとりあえず2コ終了。やれやれ。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2020

コメント

タイトルとURLをコピーしました