著者 : 吉田修一
文藝春秋
発売日 : 2015-05-08
うーん。台湾新幹線を絡める必要があったのか、疑問。台湾と日本とのつながりを強調したかったのかもしれないけど、それは人と人のつながりで示せばよくて、ほかの仕事であっても全然よかったんじゃないかな。
台湾新幹線に惑わされて人間関係とか、登場人物の魅力とかが浮かび上がってこない気がした。特に前半は人物が込み入りすぎてわかりにくかったし。
後半になってやっと見えてきたという感じ。嘘っぽい主人公2人のつながりよりも、勝一郎と中野のつながりに心を惹かれて、中野の最後の言葉は、心に迫るものがあった。私も年とったかな。
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