漢文の勉強は一段落です

漢文ひとり学び』の勉強を終えました。

高校の漢文のように句型を覚えて、それをあてはめつつ読むというやり方ではなく、訓点は一切出てきません。でも、書かれていない訓点を想定しつつ読んでいることがあるんです。若い頃たたき込まれたことって、忘れていないものです。

かと思えば、そのまま中国語読みして理解していることもありました。つまり、漢文(中国語の古文)を読むとき、漢文と文言文それぞれの断片的な知識を総動員しながら読もうとしているということですね。

翻訳している現代中国語の文章の中に、古文らしき言い回しの引用が出てきた場合、訳文に漢文の読み下し文を入れることが多いと思うので、読み下せるようになれたらいいなということで復習していたのでした。

でも今回ひととおり復習して、簡単に読み下せるようにならないことがわかりました。でも同時に、この本と漢和辞典を頼りにすれば、皆目見当がつかないこともなさそうです。というより、ここからいろいろな漢文を読んで訓練していくものなのですよね。

最後の課の課題文が思ったより読めたのと、漢文の訓練を本格的にする必要が今はあまりないので、これで一段落にしようと思います。忘れていた高校時代の知識を思い出せたり、現代中国語文法と関わる部分がわかったり、漢文の読み下し文が日本語の古文と同じではないことを知ったり、いろいろな発見がありました。

それから、漢和辞典は絶対あった方がいいと思いました。以前1冊持っていたのですが、いつの間にか処分していました(たぶん引っ越しの時)。探すとその新版が出ていたので、注文しました。以前は気づきませんでしたが、辞書の最後の資料編にも漢文についての説明があります。

戸川 芳郎 (監修), 佐藤 進 (編集), 濱口 富士雄 (編集)
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