開会式を見た

遅ればせながら、開会式の感想を。「なんだか、普通」。

たとえばヨーロッパのどこかの国でやるオリンピックの開会式で、同じような手法でその国の歴史と現在を見せたとしたら、まったく違和感がないだろう。「普通」というのはそういう意味だ。ただ、その「普通」のために、普通じゃないお金と人を使っているように見えるんですけどね。

最近の张艺谋は「西洋から見た中国のすばらしさを、わかりやすく、期待通りに見せられる」という印象があるんだけど、ある意味でものすごく適任だったんじゃないだろうか。

4年後のロンドンもそうだし、8年後にもし東京で開催することが決まったら、開会式をどうするんだろうなんて思ってしまう。お金と人を使うことに関しては、もう北京に対抗することはできないだろう。政治の枠にとらわれずに世界の人が集まれる喜びをシンプルに表わすことのできる開会式、できるといいなあ。

もう、こんな開会式はお腹いっぱい。レジ袋1枚まで節約してる世の中に、オリンピックの開会式だけ例外っていうムードになるのもなんか、ヘン。あの開会式を見て「普通」と感じてしまう感覚、ほんとはおかしいのかもね。

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コメント

  1. ichicre より:

    長かったですね!武術が出てくるまではがんばるぞと思ってみていました。私としては武術部分だけでもよかったなぁ(おい!)

  2. cowley より:

    やっぱ長かったですよね。長いとは思ったんですが、これまで開会式を最初から最後までちゃんと見たことは一度もなかったので、今回だけ特別長いかどうか判断できず、がまんして見てました。
    武術部分の最初に映ったの、「太極王子」王二平でしたね。オールバックと起勢の足の形でわかりました(がに股とは言ってない)。起きて見ててた甲斐がありました。

  3. ichicre より:

    やっぱり王二平でしたか!足の形(笑)でそうかなと思ったのですが、貫禄がついて「太極王子」というよりも「太極大臣」みたいだったので確信がもてませんでした。群舞(と言うか群武?)の皆さんは、少林寺近辺の武校から導引されたそうですね。

  4. cowley より:

    はいはい、すごい貫禄でした。足を上げてふるふるしていた女の子は「太極大臣」(爆)のところの選手かな?
    1990年北京アジア大会の開会式の日中太極拳演武とは隔世の感がありましたね…(遠い目)

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