雪本番。

雪まつりの雪像の土台づくりが始まった札幌である。

私が札幌に来た2000年に比べると、ここ2~3年は明らかに雪が少なくなっていると思う。地球温暖化ですね。

でも少ないといっても、道路脇には除雪で積み上げられた雪が2m以上の高さになっていて、うんざりなことには変わりない。相変わらず転倒者も続出。

ゆうべは私の前を歩いていた女の子がいきなり「ずべっ」と横滑りしてしりもちをついていた。どうも携帯でメールをしながら歩いていたらしい。そりゃーころびますって。

今朝は、地下鉄で向かいの席に座っている女の人、黒いタイツのひざのところに2、3ミリの穴があいていて、タイツを通してもそのあたりがはっきりと赤くなっているのがわかる。ころんでひざつきましたね。

私は今年はまだころんでません。去年は1回、おととしは3回かな。札幌に来た年はなんと1回もころばなかったんだけど、ものすごく気をつけて、ふだんの倍くらい時間をかけて歩いていたので、毎日へとへとだった。最近はころぶこともあるけど、歩くのにそんなに時間がかからなくなった。上達したのである。

何が上達したのかというと、つもってる雪はいつ降ったのか、除雪はいつされたのか、1回とけて凍ったか、それとも雪だけか、今の天気と気温はどれくらいか、ゆうべの天気と気温はどうだったか、車の通行量はどれくらいか、滑り止めの砂がまいてあるか、などなどを見て「すべり度」を判定しながら歩く、というワザが上達したんである。

へへん、すごいでしょー。雪面と路面の「すべり度」によって歩き方や歩くスピードを変えるのよっ。どこでもここでも、うかうか歩いている旅行者はすべり放題、ころび放題よっっ!

しかし実は、札幌で生まれ育った人たちは、私みたいなことはしていない。なぜかというと、足の裏が「すべり度」を自動で感知し、それに合わせて歩き方が変わるようにDNAにプログラミングされているからである。彼らはいつでもうかうか歩いている。

ある意味、札幌人は人類として進化している…と言っていいかも。

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コメント

  1. えびよめ より:

    確かに、そういうところもあるかもですね。
    ただ、私の場合、高校生になっても危険な
    ぶっころび方をしていましたから、たぶん
    とても長い期間の訓練を経て、うかうかして
    いられるようになるのではないでしょうか?
    そうして、年をとると、足の裏がにぶくなり、
    またころびやすくなる、と。
    cowleyさんはきっと短期間に訓練を相当
    つまれたのでしょう。
    今年はころばないことを祈っております。

  2. cowley より:

    訓練をつんだというより、ころびたくない一心ですね。この年になると、ちょっところんでも大けがするんで。
    今年は雪が少ないんで、ころぶ回数はゼロを目指したいです。がんばるぞ、おー。

  3. Shira より:

    大阪出身、札幌駐在の先輩が昔泣いてました。豪快に転んだそうです。

    路面がつるつるになるのがコワイとおっしゃってましたっけ。

    東京では今日かすかに雪らしきものがちらつきました。今日は自主トレの後に聖地「東方書店」(千代田区神田神保町)に出向きました。

    なんと、二階中央には武術書の棚があって、DVDなどがたくさん置いてあるんですね。

  4. cowley より:

    夜間や日陰で暗くなっていて、ツルツルがわからない場所が最悪です。恐怖です。
    私も東京に行くとほぼ毎回「すずらん通り」に行きます。東方書店の武術書、以前はもっともっとたくさんあったんですよ。内山書店も。武術に「ハマル」人が少なくなってるのかもしれませんね。

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