ネットをふらふらしていたら、「米原万里さん死去」のニュース。
語学にかじりつく人間の1人として、米原さんのエッセイはひととおり読んでいた。最近は作家としても作品を発表されていて、その非凡な才能にあこがれとうらやましさと(なぜ自分にはこの才能の100分の1もないのかという)恨みのまざった気持ちを抱いていた。
56歳。
今の世の中なら夭逝といっていい年齢だと思う。だからこそ天はあれだけの才能を与えられたのだろうか。
ご冥福をお祈りします。
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コメント
新聞で訃報を見て、大変残念に思いました。次の本はもう出ないんですね。
「嘘つきアーニャの..」で垣間見たプラハの学校時代をもっと知りたかった。
ほんとに、残念です。『オリガ・モリソヴナの反語法』は「アーニャ」の続編というべき作品とのことですが、読まれましたか?
そうだ。「反語法」を読んでいませんでした。これは小説なのですね。見てみねば...。
読んだら、感想など教えてください。
オリガ・モリソヴナの反語法を読み終わりました。
大変な作品です。完全に米原万里に引きずり回されてしまいました。
オンライン書店では文庫版が品切れでどうしたものかと思っていました。
先日、職場の近くにできた書店で平家物語の解説書を探していたんですが、文庫売り場で棚から本を引き抜こうと思ったら「反語法」が目の前にありました。
呼ばれたか。
それは、呼ばれたんですね。
米原万里さんの作品って「力強い」ですよね。引きずり回されるというのは納得です。