映画『雄獅少年』見てきました

日々のこと

少し前のことになりますが、映画を見てきました。

映画『雄獅少年 少年とそらに舞う獅子』公式サイト - 面白映画
日本初公開、「電影祭2022」にて特別上映中!全国順次公開予定

面白映画という会社が中国の映画を紹介している「電影祭」の1作品として上映したものです。先日やった仕事でこの作品のことが出てきて、興味が沸いたので見てきました。

どれくらいの人が来るのかな?と思ったんですが、ほぼ満席。「電影祭」をよく見に来ているファンもいるみたいでした。知らなかった…。

作品は、広東の獅子舞と農村の留守少年をテーマにしたもの。ごくごく単純に言えば少年の成長物語で、よくありそうなストーリーですが、とにかくおもしろかったです。

アニメですが、リアルな描写がとてもきれい。ちょっとしたエピソードが楽しい。主人公の顔が話が進むにつれてだんだん凜々しくなっていくのもわかる。「神は細部に宿る」だと思いました。

私は最初に行った中国が広州で、その後も何回か行っているんですが、街の様子とか、師匠の髪型とか、6割くらい広東語の普通話を話すお兄さんとか、ほんとに広東らしくて、めちゃくちゃ懐かしかったです。

中国アニメ、いい作品が出てきているようですが、なんとなく日本のアニメのキャラをまねているような絵も多くて、正直あまり興味が沸きませんでした。でもこの作品はそういうタイプの絵柄ではなく、むしろ中国では、登場人物の顔がアニメっぽくなくて可愛くないと、けっこう批判もされたようです。いや、だからこそいいんだけど。

ストーリーもよくある中国の伝説ではなくて、今の中国が舞台。留守少年なんて、ドキュメンタリーにもなりそうな素材なのに、ちゃんとエンターテイメントになっています。最近見た映画の中ではナンバー1かも。

この作品、今年全国公開されます。今は吹替版を制作中とかで、どんなになるのか、楽しみなような、怖いような。…って、また見に行くつもりなのか、私?

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2023

コメント

タイトルとURLをコピーしました