帰国して

帰国前後になって本格的に風邪をひいてしまいました。雨が降れば20度以下、晴れれば30度以上を繰り返す西安の気候に体がついていけなかったようです。基本「辛い」「しょっぱい」「油っこい」でできている料理もあまり受けつけず、自分で思っているよりも食べられなくて、体力が落ちていたのかもしれません。

いずれにせよ、日本に戻って米を食べて寝て復活しました。帰国前後は熱でフラフラしてそれどころではなかったので、逆カルチャーショックもなく、熱が下がったら中国へ行っていたのがウソのように日常生活に戻っていました。

ありがたいことに、帰国するなり、休む間もなく仕事です。しかし、尖閣問題でちょっと雲行きがあやしくなっていて、キャンセルになる可能性、なきにしもあらず。経済的にはイタイですが、しかたがないですね。このへん、妙にあきらめがいいです。

それよりも、今後の太極拳の練習について考えなければ。雨の心配も場所さがしの苦労もない中国人から見れば「朝起きてそこらの公園で練習すればいいじゃん」てな感じですが、日本の都市部(しかもまもなく雪のシーズン)においては、手頃なねだんで定期的に練習できる練習場(室内)を確保するのは至難です。

それから、中国語で小説を読むことがほとんどない私には珍しいことですが、中国にいる間、宮部みゆき『火車』の中国語訳を読んで、ちょっとはまりました。これまで中国語の小説がおもしろいと感じなかったのは、中国語だからじゃなく、単純に小説がおもしろくなかったのかもしれません。ほかの宮部作品も読んでみようかなと思います。

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コメント

  1. cowley より:

    hanyu07さん
    はじめまして、ようこそ。
    村上春樹の翻訳については、ちょっと前に朝日新聞にはさみこんであるGlobeにおもしろい記事が出ていました。バックナンバーがネットで読めます。
    https://globe.asahi.com/bestseller/100816/01_01.html
    私は翻訳者による違いを言えるほどの中国語力はありませんが、やっぱり多少読みやすい読みにくいはありますね。
    2冊目に読んでいる「魔術はささやく」がちょっと読みにくくて、投げ出しかけているところです。うっ、早い…

  2. cowley より:

    あっ、「理由」は中国語訳を買ってきました! 今のところ通訳業務が続いているのでほっぽってありますが、落ち着いたら読んでみます。
    全然話は変わっちゃいますが、翻訳だけで人々をこんなに熱くさせる村上春樹って…やっぱりすごいですね。

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