通訳は準備が大切なんですね

ほかの言語の通訳さんたちとしゃべっている時。ある人がペアで仕事をしたとき、相方がまるきり準備をしない人で参ったという話をしていた。彼女がメインの通訳で、相方がサブだったらしいのだが、早くから資料を送ってあげて、「わからないところがあったら聞いてね」とメールも電話番号も知らせておいたのに、とうとう当日まで1度も連絡がなく、案の定内容もちんぷんかんぷん、単語もろくすっぽ覚えてない状況だったらしい。南無阿弥陀仏。

在席の全員が「ひぇーよくそんなこわいことができるねー」と資料読みの実態を暴露し始める。曰く、リビングのカーペットに丸く本だのハンドアウトだのが積んであって、娘に「お母さん、どこに座ってたか、一目でわかるよ」と言われたとか。曰く、半身浴しながら風呂のふたに資料を積んでミネラルフォーター飲みながら読むとか。曰く、朝早く起きて読む派か、読んでしまってから寝る派か。

ところでその相方、先日ある有名通訳さんの体験談を耳にして、突然「通訳は準備が大切ってこと、よぉくわかりました」と連絡してきたそうだ。

うーん、開眼するのはいいけどねえ、有名通訳さんの体験談を聞いてっていうのが気に入らない。この間、ペアで仕事をしてボロボロだったときに思い知るべきだったんじゃないのかなあ。

私なんて、私なんて…あんなに寝る時間を削って資料を読んだっつうのに!もうこれ以上思い知りたくないっつうくらい思い知ってるのに!うえーん。

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コメント

  1. こだちゃん より:

    神経何処だ!神経探せジャポニカジャポニカ^^;
    こんな人結構います
    お疲れ様です(^^)

  2. cowley より:

    なんかズレてるんですよね。
    自分に批判的な目をもちたいです。

  3. ichicre より:

    通訳って、ある種「年中受験勉強」みたいな仕事ですよね。準備してもしても終わるまでは不安、みたいな。
    準備なしなら赤点間違いなし!落第決定!

  4. cowley より:

    たまに、準備万端でも赤点決定!なんてときもあります。泣。

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