あぶなーい、やばーい、こわーい

医療通訳ボランティアの勉強会をやっていたら、電話がかかってきた。事務局の人がとると「そちらに寄付をしたい」。

なんでも会社の社長だけど、ネットを見て活動を知り、まとまった額を寄付しようと思ったのだが、寄付を受け付けているか、寄付したら感謝状をもらえるか、と聞いたそうだ。感謝状なんてお安い御用、ありがたくお受けします、と言ったら振り込み用紙を送ってくれと住所氏名を言ったそうだ。

電話を切ってから勉強そっちのけで全員舞い上がり、「感謝状を集めてるおやじなんじゃないの」だの「時期を考えると税金対策かもね」だの言いたい放題、最後には「まとまった額っていったいいくらだろう」。

「社長だと言うからネットで調べたらどんな会社かわかるかも」「そしたらどれくらいくれるか想像がつくんじゃないの」というところで勉強会は終了の時間となり、メンバーは期待を胸にそれぞれ帰路についた。

ところが、家につくかつかないかで事務局から携帯に電話。急いでとると「さっきの寄付の話、詐欺だった」!!!!!!!!

善意の寄付をしてくれる奇特な方をネット検索で調べていたら、詐欺のニュースがばっちりヒットしたんだそうだ。すぐに警察に電話をしたところ「振り込み用紙や団体の資料を手に入れて、振り込み用紙の口座番号を変えて別のところから寄付を募るような手口かもしれない」。

びんぼうなボランティア団体だったら「寄付する」と言ったら飛びつくだろうと思ったのかもしれない。寄付してくれと言われたわけじゃないから、こっちには金銭的な被害は出ないけど、もし被害者が出た場合、団体の名前を使われるのが致命的だ。うーん…おそろしい。とにかく未然に防げてよかった。

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