バレンタイン商戦

昨日は女性5人で楽しい飲み会だったのだが、そこでバレンタイン商戦について話題が盛り上がった。

駅直結の新しいDデパートは、地下食料品売り場の充実と交通の便のよさでいつもごったがえしており、バレンタインも1人勝ちかと思われた。ところが老舗のMIデパートが催事場でバレンタインチョコフェア(フランス大使館後援)を開催して、なんとバレンタインの3日前にほぼ完売という快挙だそうだ。すごい。しかし、よく考えたら、バレンタイン前の連休に売るものがないって、それってOKなのかしらとも思うが。

Dデパートに押される形ですっかり影をひそめたSデパート、ついに数日後に食料品売り場が閉鎖ということになった。そんなわけで、MIデパートで手に入らなかったチョコもSデパートならまだある、しかも売り場はがらがら、一部のチョコは割引になっているという耳より情報が入った。おお、これは行かなきゃ。


そんなわけで、当日になってどれどれとSデパートに行ってみた。ううむ、確かにチョコは山積みだし、人もまばら。しかし、売っているチョコがどれもこれも3000円だの5000円だの、これって本命チョコの値段でしょう!? まもなく閉鎖なのになんていう強気な商売。本命チョコを数日後に閉鎖される売り場で買うOLがどこにいる、ここへくるのは私のような穴場ねらいのおばちゃんだっつうの。そしたら平均価格は1000円が相場。

スタスタとSデパートをあとにし、結局は駅直結、大型家電量販店が入っているビルの地下食料品売り場前のバレンタインワゴンセールへやってきた。こういう庶民的なとこがやっぱり落ち着く。

横目で値段を確認しながらぶらぶらワゴンを見ていると、私の前で深々とおじぎをしてくる人がいる。はたと見ると、毎週一緒に太極拳を練習している奥さまだった。いやーこんなところで会うなんて。

そこからはワゴンの前に陣取り、「今年はもうやめようと思ったんだけど、当日になるとなんとなく見に来ちゃって」「あげても食べないから結局、自分で食べるのよねえ」「まあ気持ちの問題だから」「あげないのもなんだし」なんていう会話を延々とやってからそれぞれ少しチョコを買った。私は中国語教室の日なので先生に小さい箱を1つとだんなに1つ。ま、あげておけばこっちが精神的に落ち着くんだよね。やれやれ。

ところで、だんなはある大型小売店に勤めてるんだけど、昨日は特設バレンタインチョコ売り場で閉店時間になっても客が帰らず、店を閉めることができなかったんだそうだ。当然、ほかの売り場もとばっちりを食って残業。だんなは怒り狂っていた。

バレンタイン商戦、いろいろあるんですね。

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