やはり古漢語は難しいです

先日の古代史関連のトライアルで間違いを指摘されました。出土した文物Cに刻まれている銘文で、「A作B宝貴C」(AとBは人)というものです。接続する的などは当然、ありません。

私は「AはBの高貴なCとする(みなす)」と判断したのですが、連絡があって「AがBに高貴なCを作る」だというのです。

……ということは、作が二重目的語を取っているの!?

と思ったら、そういえばすごーく昔、中国語教室で論語をやったときか、大学院の授業のときか、そんな話を聞いたことがあるような気がしてきました。確かな記憶ではないのですが、間違いないだろうと納得して修正し、提出。指摘してくれた人(中国人)も「古漢語は難しいよね…」と言ってくれたので、少しはほっとしました。

古漢語も勉強したいなあ、しなきゃいけないなあ、と思うのですが、何をどこから手をつけていいのかわからない。日々の仕事ではまずお目にかからないということもあって、なかなか行動に移せません。

でも、せめて辞書くらいは……日本のAmazonでも買えるのが何冊かあります。迷う。



単語検索の方法を考える

コロナウイルスのせいか、仕事ががたっと減りました。ニュースを見ていると、本当にたいへんなところもあるので、ゼロじゃないだけいいです。それにコロナのせいならば、終息すればまた仕事は戻ってくるでしょう。

数日はのんびりしていましたが、いよいよヒマになったらやろうと思っていたことに手をつけました。これまで仕事の過程でためてきた単語を整理して使えるようにすることです。

やろうやろうと思いつつ、手をつけ始めると忙しくなって中断、というのが続いていました。分野ごとに単語帳を作ったり、ネットで公開されている単語リスト(PDF)を集めたりしたので、結構数があります。それに、excelにまとめるのが一番だと思ったり、非公開のブログにどんどんアップして検索してみたり、Pdicを使ったら便利かなと思ったり、結局どのツールを使うかが決まってないので、そのたびに作り変えて、正直ぐちゃぐちゃです。

最近Tradosを導入して単語管理機能もあるのですが、結局どのアプリケーションであっても、辞書として使うには「形を揃えないといけない」。中国語、日本語、あればピンイン、英語、関連情報などを少なくともexcelの表形式にしなければなりません。

セルの順番を入れ替えたり、全文置換で空白をtabに置き換えたり、くらいならできるのですが、ただただ文字が並んでいるだけのテキストファイルもあり、すべてを1つの形式に揃えるのは、途方もなくめんどくさいのです。

そもそも翻訳をやっていると、単語が1対1でバシッと対応しないこともけっこうあります。中国語って専門用語でも略してしまうし、しかも略し方が毎回違ったりするので、1文字違っても探せない辞書アプリは使い勝手が悪い。結局は何もかもを1つのテキストファイルにして、検索するのが一番いいのかもしれません。

そこまで考えて、1つのテキストファイルじゃなきゃダメなのか?と思いました。複数のファイルの文字を検索できればもっといい。そこで「txt 検索 串刺し」で探すと、たくさんアプリが見つかりました。

その中でHNXgrepというのを選んで使ってみると、思ったとおりのことができました! 単語用フォルダを作って、そこに単語リストのファイルを放り込み(txt、pdf、excel、wordなど)、検索対象フォルダに設定するだけ。検索して見つかったら、そのファイルを開くこともできます。

あまりスマートじゃないんですが、手をかけずにこれまでの財産が使えるようになったのでうれしいです。同じ単語がまた出てくる可能性がどれだけあるかはわかりませんが。

 

 

 

IME問題 一応の決着

新しいATOKの試用期間終了が近づいています。そろそろ決着をつけなければなりません。

1か月使ってきましたが、やっぱり変換結果に納得できませんでした。途中、設定方法を調べてみたりしたんですが、「設定が多すぎてわけわからん」「ATOKは使えば使うほどおバカになる」なんて書き込みが多くてがっかり。

IMEなので、いろんな機能はいりません。思うように変換してほしい。わずか10文字前に打った同じ単語を違う漢字に変換するっていうのは、IMEとして完全にアウトです。

というわけでGoogle日本語入力に戻ってきました。問題1「変換候補が打っている文字にかぶる」は、予測変換候補の表示をOFFにすることで解決しました。こうしてみると、変換候補を「これ?それともこれ?」と表示してくるのはうるさい。自分で打つ文章は自分で見て確認するから、おせっかい焼かないでほしいです。

問題2「Wordでインデントやタブをいじると、入力できなくなる」は変わっていません。Wordを使うのは客先がWordで送ってくるからで、これも悩ましいのですが、対策できなくはありません。(1)インデントやタブをいじらないか、いじるなら入力をしない  (2)Wordを使わない 。

(1) インデントやタブをいじる必要のないファイルならそのまま使えばいいですし、もしいじる必要があるなら先に文字の作業を終わらせてからにすればいいわけです。

(2) もう1つの手段が代替ソフトを使うこと。最後にWordで確認すれば、作業は代替ソフトでできます。Google  Docsはブラウザで作業するのがイヤ。ブラウザって、まわりにいろんなものが表示されるから、片付いてない机みたいな感じがします。Wordとの互換性もあまり高いとは思えません。

よかったのはLibre。ポータブル版もあって軽いし、使っている感覚もWordに近いです。

しばらくはこの体制でやってみようと思います。

 

 

なかなかIMEが決まりません

ATOKをやめてGoogle IMEに移行したところ、Wordのタブをいじるとフリーズしてしまうという不具合が出て、がっくりきていたのですが、さらにもう1つ不具合が出ました。ときどき、打っている文字に変換候補のポップアップがかぶさるのです。

どういうときにこうなるかは決まっていなくて、1つのアプリを使っていても出るときと出ないときがあります。これは致命的。予測候補を表示させなければいいんですが、タブをいじるとフリーズっていう問題は残ります。

そんなこんなしているうちに、ATOKがバージョンアップしました。

もしかしたら、単文節変換の問題、直ってるかも…と思ってトライアルをダウンロードしてみたところ、なかなかよいような気がします。前ほど単文節変換でいらっとすることがないです。

でもpinconvを使うとバックスペースキーで半角空白が残るというのは相変わらず。それから、中国語入力(谷歌拼音输入法)と日本語入力との切り替えをwindow+spaceでやっているのですが(なぜこう割り当てたのか、もう覚えていない)、日本語→中国語→日本語に戻ってくると、かな入力になってしまうので、いちいちローマ字入力に直さなきゃなりません。

そんなわけで、どちらもちょっとしたところが使いにくい。今のところは新しいATOKのほうがましなような気がしますが、お金がかかるので、トライアルの期限いっぱいまで使って考えます。

TRADOS講習を受けてきました

長年翻訳をやっていてTRADOSはもちろん知っていたのですが、昔の「高い!」というイメージもあるし、TRADOSを使うような大型案件もないし、というのでずっと手を出さないできました。

でもここ2年ほど、大型案件ではないけど、同じ分野の案件が続けて出るようになり、ああ、この表現、前見たなあということが続くようになりました。

さすがに単語はリストを作って管理しているのですが、リストに入れ忘れたりして見つからないこともあったり、そもそもエクセル立ち上げて検索してというのがめんどうだったり。これでも昔は便利だと思っていましたが、人間ってどんどん無精になりますね。

それでTRADOS導入を考え始めたんですが、決定的だったのが、昔からの中国語仲間のこと。おうちの都合で仕事をやめて翻訳者デビューしたのですが、まず真っ先にTRADOSを買ったというのです。「使えるものは使えばいいでしょ」と。

そうか、今翻訳を始めようという人は、そういう考え方なのね。私、すっかり化石です…。対抗意識ではなくて、使えるものは使おうというさっぱりした考えに、目からうろこでした。

値段が以前よりだいぶ下がっているし、TRADOSを導入できるくらいの稼ぎはあるので、検討してみることにして、とりあえず1度講習を受けて、使えそうかどうか、必要かどうかを見極めることに。しばらく忙しくてなかなか日程がとれなかったのですが、やっとすきまの時間がとれて先日、講習会に参加しました。

講習では日英の校閲者とフランス語の翻訳者と私、バラエティに富んでいました。みなさんプロなので、飲み込みも早いし、的確な質問をして、きびきびした雰囲気で、楽しかったです。講習もきちんと手順を踏み、ほとんどの時間、実際にTRADOSを使って進んだので、とてもよくわかりました。最終的な感触は「これは使えそうだな」。

TRADOSのHPから1か月のトライアルバージョンをダウンロードできるので、さっそく使ってみています。これまでpinconvでは上下に原文と訳文を見ていたので、TRADOSの左右で見るというのが慣れません。人間ってこういう小さいところにひっかかるんですね。でも機能は、これがやれたらいいなと思っていたことは全部できるので、あとは慣れれば大丈夫そうです。

今のところは買うつもりでいますが、とりあえず1か月使ってみます。