希望荘

小学館
発売日 : 2016-06-20
杉村三郎の中編4本。「ペテロ」なんかに比べると、ちょっと物足りなかった。
たとえば、井上喬美。あんなことをしたいきさつはわかったけど、そうせざるを得なかった理由、何がそうさせてしまったのかの闇みたいなものがあまり見えてこない。彼女はある意味でこの話の主人公なので、長編だったら通奏低音のように彼女の闇が描かれたんじゃないかなあと勝手に空想する。宮部みゆきは長編のほうがいい。
いずれにしても、杉村三郎は好きなキャラクターだ。事件に対する感情が一切なく、すがすがしいほどそれが徹底している。そういう意味では蛎殻の坊ちゃんもそうだ。2人でコンビを組んでくれないかなあ。

中国語検定協会の学習サイト

仕事がすっかりなくなってしまいました。完全に解放されたらせいせいすると思っていたのですが、いざそうなってみるとどうやって時間をつぶそうか、悩みますね。

あらゆる行事が中止になっているので、今年の試験はどうなるだろうと、久しぶりに中国語検定のサイトに行ってみました。すると、オンライン学習支援ということで学習コンテンツがアップされているではないですか!

内田慶市先生の中国語のすすめ、中国語学概説、文化交渉学概論。加藤徹先生の中国語発音学習教材。ほかにも学習サイトへのリンクがいろいろあります。

今、漢文の復習をしていて、中国語文法もさらいたいなあと思い始めています。文法書を改めて読むのはおっくうだし、何か方法はないかと思っていたので、これはうれしいです。

中国語学概論は「第1回 中国語はどういう言語か」から、「第12回 文化の翻訳」までタイトルが表示されているので、どんな内容かわかりますが、文化交渉学概論は「第一講」「第二講」……とあるだけで、内容が想像つきません。なんだかわくわくします。

時間はたっぷりあるので、「中国語のすすめ」から1つずつ勉強していきます。

すごい参考書を手に入れました

近くにブックオフがあります。図書館よりだんぜん近いので、ついつい行ってしまいます。ネットで本を買うのも悪くはないけど、「こんな本があるんだ」という思いがけない発見は、実際に本がたくさんある場所でないとできません。

今日も買い物ついでに寄ったんですが、すごい参考書を手に入れてしまいました。

新国語総合ガイド
新国語総合ガイド (日本語)
樺島忠夫 (著), 井筒雅風 (著)


要するに、高校の国語の参考書です。「古典編」「現代文編」「漢文編」「国語表現編」に分かれ、それぞれの時代背景、有名な文学作品、作家、日本語…などなどについて、網羅的に解説している本です。

といっても、決して浅くありません。漢詩の項では、しばしばスルーされてしまう平仄についても(簡単ですが)ちゃんと説明されています。

全ページカラー。たとえば「枕草子」のすさまじきものやうつくしきものの絵だとか、「こころ」で先生が歩いた本郷のルートだとか、五丈原や赤壁の写真だとか、いろんなものが図解で載っています。言葉だけ、上っ面だけでなく、書かれているものを現実のものとして見ることができます。

以前、『翻訳地獄へようこそ』という本を読んだときに「The London Encyclopaedia」という本が紹介されていたのですが、これも日本語日本文学について、同じように使えるかもしれません。

願わくば、中国語でこういう本があったらなあ。でも、この本の「漢文編」だけでもかなり参考になりそうですし、ぱらぱら見るだけでもおもしろそうです。

 

アソシエイトリンクに問題が

このサイトで本を紹介するのに、以前Babylinkというサービスを使っていました。小さくてシンプル、とても気に入っていたのですが、Amazonのポリシー変更で使えなくなってしまいました。

しかたないので、アソシエイトリンクを使って似たような見た目になるようにしていたんですが、表示されていないものがあるのに気づきました。セキュリティソフトでトラッキングを許可すれば表示されるのですが、許可しなくても表示されているものがあります。

たぶん、htmlの書き方に何か問題があるんでしょう。どこに問題があるのか、よくわからないので、表示されているものの書き方に合わせて修正したら、表示されるようになりました。

私はPA-APIは使っていないのですが、使えればもうちょっと簡単にブログに挿入できるツールがあるようですね。気に入った本を紹介できればいいので、PA-APIを使えるようになるまでがんばるつもりは毛頭なく、htmlをいじるのも嫌いではないので、このままいきます。ちょうどコロナで仕事もなくヒマですし、ちまちまいじろうと思います。

最相葉月 仕事の手帳

著者 : 最相葉月
日本経済新聞出版
発売日 : 2014-04-02
4つの部分に分かれている。「仕事の心得」はノウハウ的な内容で、短いこともあって突っ込みが不足しているように思う。もうちょっと読みたいところで終わってしまう。「聞くこと」、ラジオインタビューの手法についての自己評価の部分はさほどおもしろくないが、インタビュー自体はすごくおもしろい。野町和嘉の写真をぜひ見てみたくなった。「書くこと」がやはり真骨頂だ。最相葉月の著書は何冊か読んでいて、好きなライターなのだが、これほどのめりこんでいかなければ書けないものなのか。「読むこと」、何冊かは読んでみたいと思った。自分の好きなジャンルがあって、興味を引かれたものとそうでないものがある。
いろいろなところに書いた短文を集めた本はときどきあるが、おもしろいものとそうでないものが混在していることが多い。これもそういう印象。