標準中国語作文

すっかり夏休み気分ですが、世間は仕事をしているので、ちらほらと翻訳の依頼が入ってきます。腰痛をだましだまし、お仕事に励んでいるわけですが、気晴らしに「新しい中国語テキスト出てないかな~」と探してみたら、こんなのがありました。

往年の名著の復刻版でございます! さっそく書店にお取り置きをお願いしました。

今度のは模範解答と音声付き。しかもこの模範解答というのがすごくて、3人のネイティブが自由に訳したものを並べて掲載しているというのです。同じ日本語でも人によって少しずつ違う中国語になる、それを比べられます。

20年近く前にも、日本人が訳したものとネイティブが訳したものを並べて比較できるようにしたテキストがありました。

このテキストも買って読んでみたのですが、当時まだ中国語力がなかったということもあったのでしょうが、元になる日本語の文がかなり複雑で、訳した中国語も人によってぜんぜん違って当たり前、何をどう比較して勉強したらいいのか、正直あまりピンと来ませんでした。

でも今回のはこんなに複雑な日本語ではない。中国語の基礎となる文型ばかりです。それが人によってどう違って訳されるのか、とても興味があります。

学校で中国語を教えていて、新しい文型練習のための日本語から中国語への翻訳をよくやりますが(テキストにもたくさん載っている)、入門・初級段階でも人によって訳が違ってくるので、これは参考になりそうです。それに教科書によっては練習問題の数が少ないこともあるし、ここから適当にピックアップしてやらせるのもいいかも。

コツコツとたくさんの問題を解いて、水滴をためるように語感をためていくようなタイプのテキストは流行じゃないのかもしれません。でもこれは名著で、中国語学習者にぜひやってもらいたい。そこで3種類の模範解答と、今や標準装備となった音声付きに踏み切ったのでしょうか。企業努力です。

 

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2 Comments

  1. 今日、朝7時半に起きてネット巡回をしている時にcowleyさんのこの記事を見つけ、「これだ!」とピンときたので、朝10時に書店が開くのを待ってゲットしましたよ「標準中国語作文」。
    解答は「3人のネイティブが訳したものを並べてある」という所にシビれました。
    実は私、中国語作文というと輿水優&竹島金吾の二大巨匠のテキストのみで育ってきたので、今回初めての浮気(?)です。テキスト本体も程よく薄くてプレッシャーを感じないのもいいですね。
    あと、「中国語表現300例」私も15年位前、初心者の頃に取り組んでみましたが、その頃の私にはaとbがどう違うのか全く見当もつかなくてお手上げ状態だった記憶があります。

    1. うわ~そんなにすぐ反応してくださって嬉しい!
      私も書店で受け取ってきましたが、薄くていいなと思いました。竹島先生のコロンとした(?)装丁のテキスト、問題をやるときに開いたままにしておけなくて、結構大変だったんですよね。
      「中国語表現300例」私もまったく同じでした。というより、今見ても違いがよくわかりません(笑)。

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