調律師の恋

こんな本読んだ
久しぶりに小説らしい小説。
主要な登場人物は柔らかく、静かで、大きな心の動きはないのだが、周囲の環境だけが大きく変動していく。小説全体の雰囲気からすると、終わりは衝撃的だ。
タイトルはちょっと気に入らない。原作のタイトルを日本語にしたら「調律師」にしかならないから、何かつけたかったんだろうけど、「恋」って…ださい。
まああえて「恋」だとしたら、相手は誰かな、たぶんキンミョーだろうなあと思いながら読んでいて、最後の方でそれらしい雰囲気になるんだけど、でも結局、恋の相手はビルマそのものだったんだと思う。
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