語彙増強にたいそう役立った教材

MarieさんのMandarin Noteでアンケート第2弾「語彙増強にたいそう役立った教材は?」というのをやっている。

うーむ。思わずうなる。アンケートの設問がいいよねえ。ここは楽しみにしているブログの1つなんだけど、Marieさんはアンテナの感度がいい人だなあと思う。中国語学習についてのヒントがいろいろ得られます。

で、語彙増強に役立った教材。私は2種類かな。

1つは意外ですが、作文の問題集。1冊挙げるなら『中国語作文』、一番がんばった問題集なので。

私は生来の怠け者でコツコツ語彙を増強するなんて全然できないので、それまでは漢字を見てわかったつもりになるという、日本人にありがちなタイプの1人でした。でも習っていた先生の影響で作文を一所懸命やった時期があって、その時いかに私の語彙が「中途半端」なのか思い知りました。意味がわかっても類義語との区別がつかない、意味は合ってても搭配を間違える…語彙は見てわかってもダメで、使えなきゃ自分の語彙とはいえないと実感しました。

作文をやってそういう見方をするようになってから、語彙が立体的になったというか、新しい単語を見ても応用がきくようになってきましたね。

もう1つはこれも意外ですが、NHK中国語ニュース。これは教室で徹底的に听写をやらされた(やらされている)んですが、ある程度語彙に厚みが出たなんて思い込んでいたら、それは読み書きだけで、音では全然わかってなかったというやつです。

これをやって感じたのは、漢字1文字の本来的な意味と音が結びつくようになったということです。それまでは単語を2文字2文字でとらえようとする傾向があったんですが、听写をするようになってまず就、才、又なんていう1文字副詞を確実に聞き分けなければいけなくなり、そこから中国語の単語の最小単位は漢字1文字なんだ、という感覚が芽生えた気がします。

語彙増強って人それぞれやり方があると思いますが、私が強く思うのは、どんなやり方でやるにせよ「量」をやる必要があるんじゃないかということです。私の語彙増強はちょっと変わってるかもしれませんが、どちらにしてもかなり量をやりこんだ結果、語彙増強にも役立ったという感覚が出てきたので、自分の一番楽しめる勉強を徹底的にやるというのがいいかもしれません。

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