甘いお酒でうがい

こんな本読んだ
私にとっては読みやすい文章ではなかった。でも読み終えたのは、ときどき垣間見える川嶋さんの心の動きがおもしろかったから。
川嶋さんは感情の起伏がなくて、喜怒哀楽すべてが薄い。描かれているのは薄い感情の起伏のわずかな凸凹の影の部分だったり、わずかな心のヒダの奥の部分だったり。
時々、自分にも同じ感情があるんじゃないかと思わされて、ヒヤッとすることがあって、その後で苦笑いした。
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