台湾旅行 その4

日々のこと

翌日は朝から国立故宮博物院を見学しました。「ツアーで来たことがあるけど、全然時間が足りなかった!」というお仲間の話を聞き、私もできるだけゆっくり見たいと思っていたし、1日たっぷり使うことに。朝は少しゆっくりめに出発しましたが、朝10時前には中に入りました。

まずは2階を心ゆくまで見ました。もう1人のお仲間によると「前来たときにはなかった」という刺繍の展示がすばらしくて、時間を忘れました。

それから3階でトンポーローと白菜。人が多いだろうとは思っていたのですが、階段を上がったところからロープで見学路線が制限されており、団体ツアーと団体ツアーにはさまれてしずしずと歩いていく状態。展示の前で立ち止まると、すかさず係員が「往前走!」と注意してきます。「立ち止まらないでくださ~い」と言われながらパンダを見るみたい。見たのは見たんですが、なんだか「見た」という事実を作りに行っただけみたいで印象があまりありません。がっかり…ですが、仕方ないですね。

ここでなんと午後2時! 手の甲にスタンプを押してもらっていったん外に出て、入口わきの喫茶店で腹ごしらえをしました。先にお金を払うシステムなのですが、レジの脇に「墨パイナップルケーキ」とやらがあるのを発見。1つ買って分けて食べてみました。中のパイナップルジャムも真っ黒ですが、味は墨という感じはあまりしませんでした。

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手の甲のスタンプを見せて再入場、残った1階を見ます。仏像がたくさんありましたが、日本の仏像のように質素な感じのものばかり。今の中国で見る、あのキンキラキンの仏像は道教の影響なんでしょうか? 廊下には大仏といっていい大きさのものもあって、どうやって運んだのか、ビックリしました。

さてもういよいよ全部見たかな~と思ったところにあったのが「清明上河図」。ああこれがあったか~!と見始めたんですが、実は一番感激したのはこれでした。詳細に描かれた市井の人々、複製ではぜったいにわからない絹の艶、途方もない職人の作業を思うと鳥肌が立ちました。また見る機会があったら、朝一番の元気なうちに見に行こうと思います。

たぶんこれで残したところはないはず、時計も5時を回りました。ここからはお買い物タイム! 地下にある広い広いショップで思う存分買い物しました。まず、だんなへのおみやげにマスキングテープ。種類が多く、迷いに迷って3種類を選択。あとはお友達にクリアファイル。きれいだった刺繍の図柄から選びました。

ほかにも(買わないけど)あれこれ見ていたら、年輩の台湾の方らしいご夫婦に、ポストイットのことを「何に使うものなの?」と聞かれました。「便利貼」という中国語は知っていたのですが、通じないので「本に目印に貼ったりメモを書いたりするんですよ」と言ったら、「じゃあ文房具なのね。孫に買おうかと思ったんだけど、何に使うかわからなくて。どうもありがとう」と言って、2人で相談していました。よかった、なんとか説明できて。

6時半の閉館近くまで堪能して博物院をあとにしました。帰りに士林の夜市によって、また買い物。最後に色鮮やかな果物を買いました。

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上のグリーンのつぶつぶは釈迦。下の赤いのは蓮霧。右のビニールにくるまれているのがスターフルーツ。あとマンゴーも買いました。切ってもらって夜ホテルで食べましたが、蓮霧はシャクシャクしてみずみずしく、さっぱりした味。釈迦はねっとりして、酸っぱみと甘みの両方があります。どちらも初めて食べましたが、おいしかったです。また食べたい!

 

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