お葬式の言葉と風習

こんな本読んだ
大学生の頃、田舎の祖父が亡くなったが、当時そこはまだ土葬だった。その時に経験したことがいくつか出てきて、ああ、あれはこういう意味だったのか、そうだ、これもやった…と興味深く読んだ。
お葬式というのは保守的で、儀式化されてその通りにやりさえすればいいので、なかなか変わらないのだろうと思うが、それでも同じ意味のことにバリエーションがある。やはり地域や時代によって変化するのだ。
ここ数年「葬儀は家族ですませました」と言ってお葬式に呼ばれないことが増えてきた。都会という事情もあると思うが、葬儀は負担に感じるものになってきているのかもしれない。葬儀が大きく変化していると思う。
自宅に村中の人が集まり、僧侶が5人呼ばれ、家族は帷子を着て、男手が座棺を担いで墓地までぞろぞろと歩いて行った…あの祖父の葬儀を経験できたのは本当に貴重だったのだと思う。
切り絵が美しいのだが、あるページに、私が祖父の葬儀で実際にやった役回りを描いた絵があって、変な話だが、なんだか嬉しかった。
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