おばちゃん

町を歩いていたら、近くのやや年配の女性2人連れが「とまこま、テレビでやってたわね」とか「とまこまを見るだけで1万人も集まったんだって」と楽しげに語っている。

心の中で「おいおい、おばちゃん、それを言うなら『こまとま1)まさかと思うけど……、みなさんはわかってますよね? 「こまざわだいがく・とまこまいこうこう」の略で「こまとま」ですよ!! 「とまこまい」の略で「とまこま」ではありません。ついでに言えば、イタトマ関連でもありません。』でしょう」と突っ込んだのだが、ふと次の瞬間、「おばちゃんって…いったい私は、いくつくらいの人にならおばちゃんと言って許されるのであろうか」と我に返った。

私も世間一般で見れば、バリバリのおばちゃん、ストライクど真ん中である。子どもに向かっては「おばちゃんはね~」なんて話して痛痒も感じない。しかし、よそのおばちゃんをおばちゃん呼ばわりするとき、そこには「自分はおばちゃんじゃないのよ」感が漂っている気がしないでもない。

おばちゃんというのは「年齢による区分」とは別の「文化的人種による区分」で分けられた一群なのかも。例えば、「こまとま」を「とまこま」と言ってしまうような。例えば、スーパーの水ものを入れるポリ袋をがーっと何10枚も取って持って帰ってしまうような。例えば、電車に駆け込み乗車して席を取り、誰が聞いてるわけでもないのに言い訳してしまうような。…そういう意味では、私は断じておばちゃんではないぞぉーっと。

Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2020

1 まさかと思うけど……、みなさんはわかってますよね? 「こまざわだいがく・とまこまいこうこう」の略で「こまとま」ですよ!! 「とまこまい」の略で「とまこま」ではありません。ついでに言えば、イタトマ関連でもありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました