言語の本質

こんな本読んだ
とてもおもしろかった。
私が最初に学んだのは記述言語学である。生成文法は少しやったけど、なんとなくしっくりこない、身体に浸透してこない感覚があった。そもそも英語を前提として話されているような感じがして、中国語学習者の私は反発に似た感情も持っていた。
その後は言語学プロパーになることはなく離れてしまったが、新しい視点として認知言語学が生まれてきていることくらいは知っていた。
この本は認知から言語の本質を探り、言語の身体化(「記号接地問題」)について考察する。非常に説得力があり、緻密に、丁寧に実験を重ねて展開される論に敬意を感じた。
今井むつみ氏には多くの著作があるので、また読んでみたいと思っている。

Willi HeidelbachによるPixabayからの画像

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